みちのくより愛をこめて 0007

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福島県の食をミラノ万博(10月11~14日)でPR ふくしまの『心』と『豊かな食文化』」をテーマに

ミラノ万博で福島県の食PR 10月11~14日、風評払拭へ

 福島県は27日、5~10月にイタリア・ミラノで開かれるミラノ国際博覧会(万博)の「日本館」イベント広場に参加する本県の「ふくしまウイーク」について、10月11~14日の4日間に「ふくしまから感謝を込めて―ふくしまの『心』と『豊かな食文化』」をテーマに出展すると明らかにした。
  「ふくしまウイーク」では、復興に向かう姿や本県ならではの四季や歴史が育てた食文化、県産食品の安全確保の取り組みを伝え、風評被害を払拭(ふっしょく)し、観光客の拡大や輸出再開につなげる。県は夏ごろまでに具体的な内容を決める方針。
  同博覧会の加藤辰也日本政府代表は27日、県庁に内堀雅雄知事を訪ね、ミラノ万博をPRするためイベント広場の参加自治体に贈る「日本館旗」を引き渡した。日本館旗は箸をモチーフにして「いただきます」や「ごちそうさま」「もったいない」など食に対する日本人の精神を表現。内堀知事は「県産品のおいしさと安全性を、自信を持って伝えたい」と決意を述べた。

 

★ミラノ国際博覧会

ミラノ国際博覧会(ミラノこくさいはくらんかい、milanoexpo-2015)は、2015年5月1日から10月31日までイタリアのミラノで行われる予定の国際博覧会。「登録博」に区分されており、総合的なテーマを扱う、大規模博覧会として実施される予定である。ミラノでの開催は、1906年以来109年ぶりとなる。

博覧会の概要
総合的な大規模国際博覧会(登録博)の2010年開催地が上海に決定し、またその前の2005年国際博覧会も日本の愛知県と、2回連続アジアでの開催となった。2010年の登録博覧会開催に立候補していた韓国麗水市は、その後小規模で専門的な認定博として2012年に開催(麗水国際博覧会)することが決まったため、2015年については事実上アジア以外での開催が事前に決定していた。

2008年3月31日に行われたBIE総会で投票が行われ、ミラノがもう一つの立候補地であるトルコ・イズミルを86対65で破り開催地に決定した。

博覧会テーマは、「地球に食料を、生命にエネルギーを(Feeding The Planet, Energy For Life)」である。

2015年ミラノ国際博覧会の概要 開催地    イタリア共和国ミラノ市郊外
会期     2015年5月1日~10月31日(184日間)
会場面積   110ha
想定入場者数 約2,000万人
想定参加国等 140ヶ国


日本政府公式参加について
ミラノ国際博覧会への参加については、平成24年3月27日の閣議了解により、農林水産省経済産業省を幹事省、国土交通省を副幹事省とし、独立行政法人日本貿易振興機構を参加機関として公式参加する旨決定されている。

日本館出展の政策目的 日本食や日本の食文化、食器や調理器具等の関連産業を含め、その魅力を国際社会に広く発信するとともに、クール・ジャパン戦略との連携を図り、食を絡めた「ジャパンブランド」の確立を目指す。

日本食材の品質の高さや美味しさ、日本食の栄養バランスの良さや季節感の表現の素晴らしさなどをPRし、輸出拡大や国内事業者の海外展開の契機とする。

地球人口の増大に伴う食料確保と貧困・飢餓の問題、畜産物や穀物の需要の増大、食の安全・安心の確保、食料廃棄や食と健康の問題、、水資源の枯渇や気候変動の問題など、世界的な食料や農業の問題に対する我が国の貢献のあり方等を提示する。
日本の食材を活用したレストランを併設し、欧州他各国からの来館者に、日本の食文化の素晴らしさを体感してもらう。

■Expo Museum公式サイト

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