みちのくより愛をこめて 0007

東日本大震災の復興・再生を祈願して東北のニュースや浮世の話題等をお届けしています。

盛岡市浅岸の山林から29日午後2時17分ごろ出火

岩手県内連日の山林火災 乾燥で燃え広がり激しく

 29日午後2時17分ごろ、盛岡市浅岸の山林から出火した。同市によると、私有林など約15ヘクタールを焼失、午後7時に消火活動を終了した。30日午前5時から活動を再開。県内では、連日山林火災が相次いでおり、同本部の吉田秀次消防次長は「山林は非常に乾燥しており、火の広がりは常識を超えている。火の扱いには細心の注意を払ってほしい」と訴える。

■花巻・大迫の25ヘクタール鎮火

 花巻市大迫町内川目で28日発生した山林火災で、市消防本部は火災発生から約14時間半後の29日午前6時、延焼の恐れがなくなったとして鎮圧を宣言した。再燃の警戒を続けた上で30日午前5時半から状況を確認し、同6時半に鎮火を確認した。火災は28日午後3時23分ごろ、花巻北消防署大迫分署に「枯れ草の焼却から付近に燃え広がりそうだ」と通報があり、私有林約25ヘクタールを焼失。主に杉林や下草などを焼いた。

■盛岡・上米内は鎮火宣言見送り

 盛岡市上米内で28日午前発生した林野火災で、盛岡中央消防署は鎮圧から一夜明けた29日、現場で残火確認を行った。火がくすぶっている箇所は見つからなかったが、鎮火宣言は見送った。同消防署のこの日の調査で焼失面積は約3ヘクタールと判明。同消防署は30日も確認作業を継続し、出火原因の調査も行う。

 

■岩手県内で山火事が相次ぐ中、29日午後盛岡市の郊外で山火事があり、現在も消防による消火活動が続けられています。
これまでのところけが人は確認されていないということです。
 29日午後2時すぎ、盛岡市浅岸の山林で「山のほうから煙が見える」と消防に通報がありました。


 県の防災ヘリが上空から消火活動を行ったほか、消防がポンプ車やジェットシューターと呼ばれる器具を使って消火にあたっていま
 す。


 消防によりますと、おりからの南風で飛び火するなどして現在も燃え続けているということです。
また、これまでのところけが人や建物への被害は確認されていないということです。


 現場では近所の人たちが心配そうに消火活動を見守っていました。
 近くに住む男性は「消防車の音が近くまで聞こえて外に出てみると家のすぐ目の前まで火が来ていました。消防が消してくれましたが驚きました」と話していました。

 

29日午後、岩手・盛岡市の山林で火災があり、午後6時現在も延焼している。付近には­、住宅も点在し、警察などが自主避難を呼びかけている。
盛岡市浅岸の綱取ダムから1.5kmほど離れた住宅地では、すぐ近くまで煙が来ている­ため、警察が自主避難を呼びかけている。
午後2時すぎ、盛岡市浅岸で「山から煙が見える」と、近くにいた人から消防に通報があ­った。


午後6時現在、消防と県の防災ヘリが消火活動を続けていて、煙が小康状態となっている­。


警察などによると、火事による、けが人の情報は入っていない。
市では、災害警戒本部を設置し、自主避難などを呼びかけている。
午後6時現在、風は収まっており、消防などによる懸命な消火活動が続けられている。