みちのくより愛をこめて 0007

東日本大震災の復興・再生を祈願して東北のニュースや浮世の話題等をお届けしています。

福島県いわき市の震災で全壊した磐城農高が新校舎完成6月1日、同校で新校舎の開校式 

磐城農高・新校舎「開校式」 新たな学びやに生徒歓声響く

磐城農高の生徒ら 新校舎の完成を祝いテープカットする
 
 東日本大震災などで校舎が全壊したいわき市植田町の磐城農高(佐久間秀夫校長)は1日、同校で新校舎の開校式を行った。同校は震災後、隣接する勿来工高や勿来高の一部を間借りし、授業を行った。2011(平成23)年9月に元の学校敷地内に仮校舎を建設。地盤がもろかったため整備に時間がかかり、新校舎は13年8月に着工した。

  開校式では、佐久間校長や生徒代表がテープカットし、完成を祝った。式後、生徒が新校舎に入り、歓声を上げていた。
(3年)は「プレハブの仮校舎と違って開放感がある」と笑顔を見せた。現在は457人が在校している。新校舎は鉄骨鉄筋コンクリートの3階建てで、延べ床面積は約7111平方メートル。屋上に太陽光パネルを設置し、蓄電が可能。実習棟や弓道場などが8月に完成予定で、グラウンドは16年秋に整備される予定。

■震災で全壊 磐城農高の新校舎完成
 
 東日本大震災で校舎が全壊した磐城農高(いわき市、生徒457人)の新校舎が完成し、同校で1日、式典が行われた。

 新校舎は鉄骨鉄筋コンクリート3階のT字形(延べ床面積約7100平方メートル)で、事業費は20億1500万円。式典では佐久間秀夫校長が「一人一人が新たな歴史を築いてほしい」と述べ、生徒代表らがテープカットで完成を祝った。

 磐城農高は2011年度1学期まで勿来工高、勿来高の校舎を借り、2学期からプレハブの仮設校舎に移った。現在も屋外での体育や部活動は、勿来高の校庭などを借りている。今後、実習棟やグラウンド工事が行われ、16年秋に整備が全て終わる予定。
 学友会(生徒会)会長は式典で「3年間、仮設校舎で学んだ先輩の思いも胸に、新しい校舎で良き伝統を受け継ぐ」と誓った。


★福島県立磐城農業高等学校(ふくしまけんりつ いわきのうぎょうこうとうがっこう)は、福島県いわき市植田町小名田に所在する県立高等学校。

概要

通称は、「磐農(ばんのう)」と呼ばれている。 流通実践授業の一環として生徒による農畜産物、加工品の販売を毎年行っている。

設置学科
全日制課程  食品流通科
園芸科
緑地土木科
生活科学科


沿革
1944年4月 - 福島県立磐城農業学校として創立。
1948年4月 - 学制改革に伴い、福島県立磐城農業高等学校となる。
1958年4月 - 機械科を設置。
1959年4月 - 福島県立磐城農工高等学校に校名改称する。
1962年4月 - 機械科を福島県立勿来工業高等学校として分離し、再び校名を福島県立磐城農業高等学校に改称する。
2011年3月 - 東北地方太平洋沖地震のため、校舎が全壊。校庭わきの土地に速急、プレハブが建てられる。


部活動
・ラグビーフットボール部 ・女子ソフトボール部 ・硬式テニス部 ・野球部 ・ボクシング部 ・バスケットボール部 ・バレー部 ・卓球部 ・茶道部 ・華道部 ・インターアクト部