みちのくより愛をこめて 0007

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福島県の子どもの県外避難減少し、帰還傾向続く

子ども県外避難減少1万1492人に 福島県内への帰還傾向続く
 
 

 県は11日、東日本大震災と東京電力福島第1原発事故の影響で県外に避難する18歳未満の子どもの数(4月1日現在)を発表、半年前の前回調査(昨年10月1日時点)と比べて944人減少し1万1492人となった。

 

県内の避難者は1万2006人(前回比431人減)で統計開始以降最少。県外避難者が県内を初めて下回った前回に続いて今回も県外避難者の減少傾向が続いており、子どもを連れて県内に戻っているとみられる。


  県外に避難する子どもは、統計を始めた2012(平成24)年4月には約1万8000人だったが、その後減り続けている。県外避難者の帰還が進んでいる要因として県は、除染の進行や子育て支援策の定着、避難の長期化に伴う経済的な事情などの影響とみている。


  県外避難の子どもの数を市町村別にみると、福島市の2034人が最多。次いで郡山市2001人、南相馬市1874人、浪江町1180人、いわき市1138人。

 

前回調査まで双葉郡で唯一、県内より県外避難者が多かった双葉町の県外の子どもは470人となり、県内避難(497人)より少なくなった。このため、双葉郡の全8町村で県外が県内を下回った。