みちのくより愛をこめて 0007

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東電に約2700万円の賠償を命じる 浪江の原発避難自殺訴訟

浪江の原発避難自殺訴訟、東電に2700万円賠償命令

 東京電力福島第1原発事故が原因で自殺したとして、浪江町から避難した五十崎喜一さん=当時(67)=の遺族が東電に約8700万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、福島地裁は30日、「自殺と原発事故に因果関係が認められる」として、東電に約2700万円の賠償を命じた。


  原発事故後の自殺で遺族が東電に賠償請求した訴訟の判決は、同地裁が昨年8月、東電に賠償支払いを命じた川俣町山木屋地区から避難し自殺した女性の遺族の訴訟に続き2例目。


  判決では「原発事故による過酷な経験が耐え難い精神的負担を強いたために『うつ状態』となり、自殺につながった」と認定。一方で、「喜一さんの持病の糖尿病が精神状態を悪化させた」などとし、個人の要因を理由に賠償額の4割を減額した。

 

★浪江町

浪江町(なみえまち)は、日本の福島県浜通り北部にある町。双葉郡(1896年以前は標葉郡)に属する。

町内東部の請戸漁港 は、県内最東端にあたる。

2011年(平成23年)3月11日、東日本大震災で被災。被害の一つとして発生した福島第一原子力発電所事故の影響を受けて、同月15日以降、仮役場が同県内の二本松市に設置され、多くの住民が移動・避難した。

 

面積 223.14 km²
 

総人口 18,265人
 (推計人口、2015年5月1日)

人口密度
81.9人/km²


2011年(平成23年)3月11日:マグニチュード9.0の東北地方太平洋沖地震が発生し、浪江町は幾世橋地区で震度6強を観測した。


さらにこの地震が引き起こした大津波によって町の沿岸部は壊滅的被害を受けた。加えて、隣接する大熊町域で福島第一原子力発電所事故が発生し、以後、放射能漏れによって多大で長期的な影響を受けることとなった