みちのくより愛をこめて 0007

東日本大震災の復興・再生を祈願して東北のニュースや浮世の話題等をお届けしています。

福島県代表の石川小(石川町)が 第50回交通安全子供自転車全国大会団体の部で7位に入賞

通安全自転車全国大会で石川小が7位に入賞

 第50回交通安全子供自転車全国大会は5日、東京都の東京ビッグサイトで開かれ、福島県代表の石川小(石川町)が団体の部で7位に入賞、個人の部では小針雅史君(同小6年)が6位に入った。
  同校は、東日本大震災で県大会が中止となった2011(平成23)年を除き、5大会連続8度目の出場。今年4月に町内6校の統合で新設されてからは初めてで、昨年の団体4位に続き4年連続で入賞を果たした。

  全国大会は全日本交通安全協会と警察庁の主催。各都道府県の代表が出場し、交通ルールなどを問う学科と、自転車の安全走行と技能を競う実技に取り組んだ。

 

★福島県石川町立石川小学校

校長あいさつ 
 来校者からいつも誉められることは、子供たちの挨拶のすばらしさであり、無言清掃の徹底ぶりである。子供たちは、みんながすれば、自分もできるのである。教師もここは譲れないという強い思いで、校内での約束をしっかり守らせる指導をしている。

 家庭・学校・地域社会が一体となって、初めて人間形成は達成できる。幼き頃は「奪うなかれ」「害するなかれ」「犯すなかれ」とい三つの倫理の要を身に付けさせることである。「奪うもの」は、物だけではない。生命・幸福を奪うことが最大の罪悪であることを子どもたちには強く自覚させたい。「害するなかれ。」とは、壊したり、傷つけたりしてはいけないという意味である。

もちろん自分の身体も同様である。自分の命はたくさんの家族から引き継がれてきた命なのだということを自覚させたい。「犯すなかれ」とは、約束や規則を破ってはいけないということである。幼少の頃から家庭内でのきまりや親子間の約束は固く守らせる必要がある。大切なのは、耐性を育てることである。これを「幼児三訓」と呼んでいる。

  子供たちにはいつも「明るいあいさつ」「元気な返事」「大きな歌声」で生活できる石尊健児でいようと話している。子供たちも、そうなろうといつも努力してくれている。子供の人格形成の基本である善悪のけじめは学校・家庭・地域社会の連携で育てたいとつくづく思うのである。


                             校長 矢吹伸
 学校の位置
  福島県石川郡石川町字関根165番地
  東経140°27’16”
 北緯 37° 3’47”
 海抜 286m

学校の紹介
  本校は福島県の南部に位置する、石川郡石川町の中心部にある全校児童数409名の地区の中心校です。創立139年という大変古い歴史と伝統をもち、たくさんの卒業生を輩出してきました。

     石川町は石川郡5町村の中心地であり、明治初頭の自由民権運動では歴史にその名前を残しています。また鉱物の産地としても広く知られており、東京国立科学博物館には石川町産の鉱物が数多く収蔵されています。

    石川小学校は児童の課外クラブ活動が大変盛んで、現在常設のクラブが6団体あり、4年生以上の希望者が(合奏と合唱は3年生から)これらの活動に一生懸命取り組んでいます。

 

石川小学校の取り組み
 キララタイム
   基礎学力向上のために、1分間視写や音読、計算練習や漢字練習、あるいは豆テストなどを計画的に毎朝実施しています。

  石尊ファイブ
   石川小学校の児童一人一人が毎日の生活の中で心がけていくことを、5つの約束として掲げたものです。
 登下校時に近所の人や先生、友達にあったら、元気にあいさつをしよう。
       朝の会や帰りの会は、自分たちで進めよう。
       集会の時は、正しい姿勢で、話をする人の顔を見て聞こう。
       学習中、分からないことがあったら、進んで質問しよう。
       天気のよい日の休み時間は、外で元気に遊ぼう。

  クリスタルタイム
   総合的な学習の時間として、自分の興味関心を大切にしながら課題解決の 学習を進めていきます。また、地域や学校の特色を生かした課題を設定し、 その解決のために体験を含めた学習をしていきます。

  イングリッシュタイム
   1年生から6年生まで、これからの国際化時代に対応するため、外国文化 や英語に親しむ学習を進めています。総合学習の一環として、年35時間の 英語学習を展開していきます。国際交流員として学校においでになっている アレクシス先生から生きた英語を教わるなど、英語に親しむ活動がメインになり ます。

  フレンド活動
    5月と3月の2回、全校生の友情を高めるための活動を行っています。5月の活動は1年生を歓迎する会として、1年生から6年生までの縦割り班が、「春を見つけよう」というテーマの元、自分たちで計画を立てて町内を歩き、 学校前の親水公園でお弁当を広げました。3月の活動は卒業を控えた6年 生にいい思い出をつくって卒業してもらおうということで、各学年が趣向を凝 らした活動を展開します。

  石尊音楽祭
    音楽科の学習で取り組んだ、各学年の音楽学習の成果を保護者のみなさんに公開しながら楽しい行事をつくります。

  オープンデー、オープンウィーク開かれた学校を目指す意味で、通常の授業参観とは別に6月にオープンデー、朝の会から帰りの会までの間、保護者の方は自分の都合のいい時間に学校を訪れ、時間の許す限り自由に授業や諸活動を参観することができます。

  ノーチャイム
   1,2校時と3,4校時の間はチャイムを鳴らしません。これは児童自らが時間 を意識して生活していく習慣を身につけさせるためと、60分授業や90分授業 といった多様な授業形態に対応するための工夫です。

  コンピュータの活用
    学校内のパソコンはすべて光ケーブルによって町役場を経由して町内の小中学校と結ばれています。それぞれの学級からは、調べ学習に欠かせないインターネットの接続が自由に行えるほか、コンピュータ室には1クラス全員が使用できるコンピュータが完備され、現代社会の求める情報化教育が実施されています。
  また、職員室内には教職員のコンピュータネットワークがあり、プリンタの共有やデータの共有化により、スムーズな校務運営が行われています。 

●歴史

 石川小学校は、明治6年5月11日に、当時の石川村下泉の華蔵寺仮校舎として創立されました。そのころは、読み方、習字、算術の三科目を教えていました。

  その後児童数の増加に伴い、明治10年石川村南町地内に校舎を新築し本格的な授業を開始しました。また明治12年には外槇村の蓮花寺に外槇出張所を設けましたが、これが後の石川小外槇分校となりました。

  明治21年、石川小学校を石川高等小学校と改称し、明治22年には尋常科と高等科を分離しました。明治31年石川町南町地内の高台に校舎を新築移転しましたが、これが現在の旧校庭にあった校舎です。

現在、南町通りから坂道を上ってくると、旧石川小学校の校門と石段が残っています。また坂のところに建っている町武道館は、旧石川小学校の講堂でした。明治、大正、昭和とこの校舎は数多くの子供たちの歓声にあふれていたのです。

  その後太平洋戦争が終わった昭和22年4月1日、石川町立石川小学校として新たなスタートを切ることになりました。昭和35年6月24日には、勝 承夫氏作詞、榊原五郎氏作曲による校歌が制定されました。

  また昭和36年には完全給食が始まりました。当時は現在のような米飯とパンの給食ではなく、コッペパンとおかず、そして脱脂粉乳の給食でした。卒業生の皆さんはこの給食に格別の思い出があるようです。

  創立90年を期に、老朽化した木造校舎から鉄筋コンクリートの校舎への建て替えが計画され、昭和44年8月より工事が開始されました。そして昭和46年3月に第1期工事が完了し、旧校舎からの移転が始まりました。

その後4期の工事を経て昭和47年12月に現在の校舎が完成し、すべての移転が完了しました。また昭和54年には学校プールが完成し、必要な施設設備がすべて整いました。その後何回かの改修工事を経て、現在に至っています。


福島県石川郡石川町字関根165