みちのくより愛をこめて 0007

東日本大震災の復興・再生を祈願して東北のニュースや浮世の話題等をお届けしています。

宮古市赤前の堀内漁港で11日、宮古湾特産の大粒殻付きマガキ「花見かき」が初水揚

宮古市赤前の堀内漁港で11日、宮古湾特産の大粒殻付きマガキ「花見かき」が初水揚げされた。産卵期に向けて栄養をたっぷり蓄えた濃厚な味わいが、宮古の味覚に春を告げた。

 花見かきは冬に水揚げされたカキから基準を超える大きさの物を選び、プランクトンの豊富な春の湾内に戻し2カ月以上育てる。殻の大きさが縦13センチ、横6センチ、厚さ3センチ以上の条件を満たすのは全体の2~3%。

 宮古漁協津軽石牡蠣(かき)養殖組合の山根幸伸さん(59)が海から引き揚げた花見かきの殻を開けると、ぽってりとした実が詰まっていた。通常の3倍以上ある。
 山根さんは「実入りも味も東日本大震災以降で最高。花見の季節に食べに来てほしい」と話した。
 2006年に本格出荷を始め、震災後は13年に再開した。ことしは約9000個を送る予定。市内の飲食店で5月上旬まで味わえる。24日午前10時から宮古漁協の産直施設「うみのミルク」で600個を販売する。


★宮古市(みやこし)は、岩手県の三陸海岸に面する市。本州最東端の地である魹ヶ崎を擁する。
京の「都」と同訓異字の「宮古」を天皇から賜ったとする、和泉式部や源義経に関連する伝説が存在する。

面積1,259.15km²

総人口56,436人 (推計人口、2016年2月1日)

人口密度44.8人/km²

隣接自治体盛岡市、花巻市、遠野市、下閉伊郡岩泉町、山田町、上閉伊郡大槌町

市の木アカマツ

市の花ハマギク

市の鳥 市の魚 ウミネコサケ


●概要

三陸海岸を代表する都市の一つであり、「本州最東端のまち」を掲げ、三陸沖の豊かな漁業資源と、三陸復興国立公園・浄土ヶ浜や早池峰国定公園を代表とする森・川・海の豊かな自然環境を背景に、漁業と観光に力を入れている。

1941年に市制を敷き、2005年に田老町と新里村を編入し、2010年の川井村の編入によって県内一の面積を有する自治体となった。市域は山間部の川井・新里地区と、北部の田老地区、旧・宮古市部に大きく分けられる。人口は岩手県沿岸部の市町村の中では最も多い。

県庁所在地である盛岡市からは北上山地を隔てて約100km離れている為、盛岡を初めとする北上盆地とは独立した地域圏を形成している。

2011年3月11日に発生した東日本大震災では大きな被害を受けた。市内中心部の被害はある程度抑えられたものの、田老地区を始め沿岸の集落は壊滅的被害となった。

2011年(平成23年)3月11日午後2時46分:東北地方太平洋沖地震が発生し、宮古市全域が震度5(茂市地区で震度5強、川井地区・田老地区・五月町地区・長沢地区・鍬ヶ崎地区・門馬田代地区で震度5弱を観測)で被災。さらに、この地震に伴って発生した大津波にも襲われ、沿岸部は壊滅的被害を負った(東日本大震災)。 津波の高さは地震発生から約40分後の午後3時26分頃に襲来した第2波が最大で、8.5m以上(気象庁発表)


●名所・旧跡・観光施設、等

景勝

浄土ヶ浜
三陸復興国立公園の中心的な名勝(1955年指定)。岩手県指定名勝(第1号)(1954年指定)であり、日本の白砂青松100選(1987年)、および、かおり風景100選(環境省、2001年)の選定地 でもある。
魹ヶ崎:本州最東端の地。
本州最東端の碑
魹ヶ埼灯台:本州最東端の灯台。

臼木山
ローソク岩
潮吹穴
日出島
重茂の大ケヤキ

森の巨人たち百選に「『森林浴の森』の木」名義で選定されている。
三王岩
真崎海岸
早池峰山:日本百名山に選定されている。
区界高原

旧跡
崎山貝塚:縄文時代の貝塚。
横山八幡宮:
黒森神社

宮古港海戦記念碑
明治2年3月25日(1869年5月6日)に起こった宮古湾海戦の記念碑。

大津浪記念碑
1933年(昭和8年)の昭和三陸地震による津波の後で建てられた災害記念碑で、「此処より下に家を建てるな」との先人訓が東日本大震災の津波から現地・姉吉地区の住民の命を守った。
田鎖城

●観光施設・多目的施設
土産物 宮古魚菜市場

海水浴場 浄土ヶ浜海水浴場:三陸復興国立公園内の景勝地「浄土ヶ浜」内にある海水浴場で、2001年(平成13年)に日本の水浴場88選(環境省)、2006年(平成18年)には「浄土ヶ浜の潮のかおり」名義で快水浴場百選(環境省)の選定地となった[31][10]。
女遊戸海水浴場
真崎海岸海水浴場
蛸の浜海水浴場
藤の川海水浴場
大須賀海水浴場

展示館など 岩手県立水産科学館
宮古市北上山地民俗資料館:
薬師塗漆工芸館
西塔幸子記念館
寄生木展示室(山口公民館)

みなとオアシスみやこ
シートピアなあど

浄土ヶ浜ビジターセンター
浄土ヶ浜マリンハウス
浄土ヶ浜レストハウス

他の名所・施設
がっかり島:珍地名で知られる無人島。
ラサの煙突

ラサ工業宮古工場構内にある、日本で2番目に高い煙突(高さ160m)。小山田地区にある標高90mの山上に建ち、煙突本体と併せて250mの高さを誇る。1939年(昭和14年)6月の操業開始以来、長らく宮古のランドマークである。
田老の防潮堤

田老地区の沖合いに建設された防潮堤。
田老の防潮堤は時代を追って巨大かつ堅牢なものとなり、高さ10m・長さ2.4kmにも及ぶに至り、中国の万里の長城になぞらえて「田老万里の長城」「田老の万里の長城」などと雅称されるようになった。海側と陸側の2重構造になっている、日本最大規模の防潮堤であったが、2011年(平成23年)3月11日に発生した東日本大震災では、地震直後に20m級の津波が押し寄せたため、海側に面した堤防の半分が崩壊した。

ラサ工業田老鉱山跡
現在は明星大学の所有地である。

●祭り
宮古鮭まつり
浄土ケ浜まつり
宮古夏祭り
宮古秋祭り
川井村郷土芸能祭

●伝統芸能
黒森神楽:国の重要無形民俗文化財(2006年3月15日指定)[32][33]。
小沢獅子踊:市指定無形民俗文化財。

●宮古を舞台とした作品

映画
大いなる旅路
喜びも悲しみも幾歳月:ロケ地。1957年(昭和32年)製。
トラック野郎・一番星北へ帰る:1978年(昭和53年)、東映。宮古港、浄土ヶ浜、国道106号。
あの夏、タイムマシーンにのって:宮古市民参加自主制作映画。2005年(平成17年)製。