みちのくより愛をこめて 0007

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江戸時代から続く楢葉町の秋の風物詩・木戸川のサケ漁が10/15日初の「合わせ網漁」が行われる

楢葉町の秋の風物詩・木戸川のサケ漁が本格化し、10/15日、やな場近くで今シーズン初の「合わせ網漁」が行われた。


 合わせ網漁は下流に設置した網に向かって、約100メートル上流から別な網を流してサケを追い込み捕獲する伝統の漁法。木戸川漁協の組合員約10人がサケを追い込み、平均で体長約60センチ、重さ約4キロのサケ約140匹を水揚げした。中には体長約80センチ、重さ約7キロの大物も上がった。


 今年遡上(そじょう)するサケは東日本大震災が起きた平成23年やその翌年などに木戸川で自然ふ化したサケとみられ、同漁協は昨年に比べ水揚げ量は減るとみている。組合長(67)は「できるだけ多くのサケを捕獲し、来春の放流に向け採卵、ふ化させて大事に育てたい」と話していた。


 この日は未成熟のサケが多かったため、近くの農林水産物処理加工施設で切り身やイクラのしょうゆ漬けに加工された。サケ漁は11月中旬まで行われる。

 

★楢葉町

楢葉町(ならはまち)は、福島県浜通りにある町。双葉郡に属する。

●歴史
1956年(昭和31年) - 木戸村、竜田村が合併し、楢葉町誕生。
1971年(昭和46年)に東京電力福島第2原子力発電所の建設基地に決まり、交付金事業によってエネルギー都市として歩みはじめる。
2011年(平成23年)3月11日 - 東日本大震災が発生。楢葉町で震度6強を観測。地震に伴う津波による福島第一原子力発電所事故の影響で町の大部分が半径20km以内の警戒区域に指定され、区域内の立ち入りが出来なくなる。役場機能は会津美里町・いわき市に移転。
2012年(平成24年)8月10日 - 警戒区域が避難指示解除準備区域に再編される。
2014年(平成26年)6月2日 - 業務の一部を町内の町役場で再開。
2015年(平成27年)
4月6日 - 準備宿泊を開始。
9月5日 - 避難指示解除。

地理
浜通りの中央よりやや南寄りに位置し、東側は太平洋に面する。町域の約2割にあたる町域東部の海寄りの地域は平地で、中央部・西部は阿武隈高地の山地となっている[1]。中央部に郭公山があり、山の南側(町中央部)には木戸川が、北側では井出川がそれぞれ西から東へ流れている。

町の北東端に東京電力福島第二原子力発電所の1 - 4号機が立地する。全号機が町内にあるが、福島第二原子力発電所の敷地は北隣の富岡町にもまたがっている。

富岡町の北にある大熊町・双葉町には福島第一原子力発電所が立地しており、当町の町域は福島第一原子力発電所から概ね20km前後の場所に位置している。2011年3月11日に福島第一原子力発電所事故の影響により、町域の大半(居住者のいる場所の全域)が警戒区域に指定されたが、2012年8月10日に避難指示解除準備区域(立入可、宿泊不可)となったのち、2015年9月5日に避難指示が解除された。


●名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事
Jヴィレッジ - 日本のサッカー・ナショナルトレーニングセンター。
マミーすいとん
楢葉町コミュニティセンター
道の駅ならは
ならは羽黒山温泉
天神岬温泉


●木戸川のサケ漁
江戸時代から続く町の名物。下流に張った網と、上流から流す網とで、遡上したシロサケを挟んで取る「合わせ網漁」が伝統だ。
1995年には捕獲数が本州一になったこともあり、直売やゲームフィッシングを目当てに多くの観光客が訪れた。孵化場は毎年1千万匹以上の稚魚を育て、県内では泉田川漁協(浪江町)と並び有数の規模だった。両漁協を含む県内五つの孵化場は避難指示区域内にあるため休止中で、木戸川が最も早い再開を見込む。

・楢葉町の漁業 木戸川の鮭漁業
木戸川の上流は大変長く、川内村のさらに奥の桧山や大滝根山などの山々の豊かな水を運んできます。楢葉町の境に近付くと向きを変えて阿武隈高地を削るV字谷の渓谷を下り、僅かな平地を横切って天神岬近くの太平洋へそそぎます。木戸川の鮭漁は本州最大級の捕獲量を誇り、楢葉町の漁業を支えています。また、新鮮な秋鮭を利用した、筋子・イクラ・新巻鮭・鮭のみりん干し・スモークサーモンなど、特産の鮭加工品も町の産業を支えています。

 


・楢葉町名物 木戸川のサケ釣り
楢葉町の木戸川は、国内でも数少ないサケ釣りが認可されている。誰でも自由に参加が出来るわけではなく、事前に木戸川漁業協同組合に参加を申し込み、抽選に当った方のみが参加できます。全国から数千人の応募があります。10月15日~11月24日まで、1日30人位が(一人昼食付き6千円)サケ釣りが楽しめます。また、河口付近の海岸では投げ釣りやルアー釣りのスポットとして、スズキ・マゴチ・イシモチ・カレイなど釣り人たちが釣りを楽しんでいます。


・楢葉町特産 新巻鮭・イクラ・筋子
楢葉沿岸はエサが豊富なことから季節の魚がたくさん回遊しています。秋に回遊して来る丸々太った脂ののった秋鮭も回遊してきて、太平洋に注ぐ木戸川には、毎年、木戸川で生まれ旅たった、秋鮭が生まれ故郷に戻ってきます。漁協組合では、回遊してきた鮭を漁獲し水揚げしています。新鮮な秋鮭から取り出した、筋子やイクラの加工品・新巻鮭など、楢葉特産の鮭の加工品が豊富い販売されています。

■その他の楢葉町特産

・楢葉町特産 アユ・イワナ・ヤマメ

・楢葉町特産 柚子の里 イチゴ

・楢葉町特産 発祥の地の干し柿・あんぽ柿

・楢葉町特産 トルシェ監督ゆかりの 名物「マミーすいとん」