みちのくより愛をこめて 0007

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自動販売機のうどん「レトロ自動販売機」を道の駅が持ち帰り用パックとして11月1日から販売開始

秋田市の秋田港近くで40年以上親しまれ、現在は同市土崎港西の道の駅「あきた港」で営業している自動販売機のうどん「レトロ自動販売機」を多くの人に食べてもらおうと、道の駅が持ち帰り用パックとして、11月1日から道の駅あきた港内の物産館「セリオンガーデン」で販売を始めた。

 

 自販機は道の駅近くの船舶向け食品販売業「佐原商店」が3月に廃業後、4月に道の駅に移設された。

 自販機は近くの「佐原商店」に設置され、40年以上親しまれてきた。4月29日に道の駅に移転して半年になるが、土、日曜には県内外から大勢の客が訪れる。

つゆを温めるのに時間がかかる上、故障も多く、遠方から来た客が食べられないことも多かった。持ち帰りができれば遠方の客も自宅で食べられるほか、「家族のために持ち帰りたい」との声が寄せられたことから販売を決めた。

 中古部品を集めた「4代目」の自販機はフル稼働しても1日に200杯作るのが限界だ。突然故障することもある。遠方から訪れたのに食べられない人もいるため、道の駅あきた港は、麺やつゆ、てんぷらの味もそのままに持ち帰り用パックを販売することにした。ネギとナルトは入らない。


1パック210円(税込み)で、自販機のうどん(250円)より安い。カップは自販機と同じものを使う。そばも持ち帰り用パックの製造を検討している。

 麺やつゆ、天ぷらは自販機と同じ食材を使用。佐原商店の元店長佐原澄夫さん(65)は「懐かしい味を多くの人に楽しんでほしい」と話す。

午前9時~午後6時、道の駅1階の物産館セリオンガーデンで購入できる。売り切れ次第終了。そばの持ち帰り用カップの販売は未定。連絡先は道の駅018(857)3381。