みちのくより愛をこめて 0007

東日本大震災の復興・再生を祈願して東北のニュースや浮世の話題等をお届けしています。

会津若松、福島両市と仙台国際空港を乗り換えなしで結ぶ高速バスの運行が14日、始まる

会津若松、福島両市と仙台国際空港を乗り換えなしで結ぶ高速バス、会津若松―仙台空港線の運行が14日、始まり、会津若松市でセレモニーが行われた。関係者は、空港を利用して本県を訪れる外国人旅行者など観光誘客への波及効果に期待を込めた。

 ともにみちのりホールディングス(東京)傘下の会津乗合自動車(会津バス、会津若松市)と福島交通(福島市)の共同運行で、仙台空港が7月1日に完全民営化して以降、同空港に乗り入れる定期高速バスは今回が初めて。1日3往復で予約不要。会津バスが運行する。

 仙台空港では、仙台駅と結ぶ鉄道の仙台空港アクセス線が2007年に開業して以降、高速バス路線が相次いで撤退し、乗り入れがなくなっていた。今後は空港の国際便増便などで観光客が伸びることが予想されるとして、会津乗合自動車が路線開設を決めた。

 片道運賃は、会津若松―仙台空港が大人3200円(小学生以下半額)、二本松―仙台空港が大人2千円(同)、福島―仙台空港が大人1500円(同)で、回数券もある。会津若松、福島両市は高速バスの主要バス停で乗降できる。

 セレモニーで会津乗合自動車の佐藤俊材社長が「観光誘客の起爆剤となり、魅力に触れてもらう機会になることを期待したい」と述べ、室井照平市長、岩井卓也仙台国際空港社長もあいさつした。

 岩井社長によると、仙台空港はソウル便が週4便から毎日運行、タイペイ便が週2便から10便に増え、東北で年間10万人の外国人旅行者が増える見込みとしている。

 東北の他都市と仙台空港を結ぶ高速バスの運行も検討されているといい、空港を運営する仙台国際空港の岩井卓也社長は「空港の利便性を高めるため陸上交通の充実が必要」と話した。
 高速バス「会津若松・仙台空港線」は1日3往復。所要時間は会津若松-空港間が3時間15分、JR福島駅-空港間が1時間55分。


 問い合わせは会津乗合自動車(電話0242・22・5560)へ。

会津若松 発 ➡ 福島 ➡ 仙台空港 行き 仙台空港 発 ➡ 福島 ➡ 会津若松 行き