みちのくより愛をこめて 0007

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福島県浪江町で29度台岩手県山田町などで28度以上東北で夏日 高気圧に覆われ気温上昇

北海道、東北で夏日 高気圧に覆われ気温上昇


 

 日本列島は27日、全国的に高気圧に覆われ、各地で気温が上昇し、北海道や東北などで最高気温が25度以上の夏日を記録した。

 

 気象庁によると、日本付近は高気圧に覆われ、南から暖かい風が流れ込んでいる。さらに北海道付近の上空には、チベット付近から暖かい空気が入り、気温を押し上げている。

 

 27日の午前中、福島県浪江町で29度台、北海道大空町では28度台となった。浪江、大空両町では、4月の気温としては最高を更新した。

 ほかにも北海道津別町、富山市、岩手県山田町などで28度以上を観測するなど各地で気温が上がった。

 

★浪江町(なみえまち)

浪江町(なみえまち)は、日本の福島県浜通り北部にある町。双葉郡(1896年以前は標葉郡)に属する。

町内東部の請戸漁港 は、県内最東端にあたる。

2011年(平成23年)3月11日、東日本大震災で被災。被害の一つとして発生した福島第一原子力発電所事故の影響を受けて、同月15日以降、仮役場が同県内の二本松市に設置され、多くの住民が移動・避難した(避難民と避難所は他にも散在)。


面積
223.14 km²
 

総人口
18,358人
 (推計人口、2015年2月1日)

人口密度
82.3人/km²

施設誘致の歴史

1955年(昭和30年)に人口約28,000人を数えた浪江町も、過疎と財政難に悩まされ、その打開が必要であった。1960年(昭和35年)頃、福島県が原子力発電所を誘致するに当たり、浪江町も候補地となるが、同じ双葉郡の双葉町と大熊町に跨る地域に決まり、福島第一原子力発電所(東京電力)として開所する。

折りしも、1969年(昭和44年)に発足を控えていた宇宙開発事業団がロケット発射場の候補地を探しており、浪江町の方から手を挙げたものの、原子力発電所の近郊に発射場を建設するのは危険と判断され、この構想も消滅した。

ロケット発射場の次は「子供の村」構想への参画を目指したが、これも頓挫した。しかし、福島第一原子力発電所建設の経済波及効果は浪江町にもあり、1970年(昭和45年)に約21,000人で底を打った人口は1970年代末には23,000人に回復し、作業員向けの宿泊施設、バー、スナックなどが建てられた。

浪江町が何か誘致できる施設が無いかを調べていたところ、東北電力が浪江町と小高町(現在の南相馬市小高区)に跨る地域に原子力発電所の誘致を持ちかける。

当時、東北電力は女川原子力発電所の建設計画も進めており、女川町へ原発と付随する交付金・雇用等を取られてしまうという対抗心もあって町議会は賛成するが、公害意識が芽生え始めた時期でもあり、地元の自民党支持層は分裂、自民党反対派は他党と組まず、長らく反対運動を続けることになる。

1982年(昭和57年)の雑誌対談で示された概要図では原子炉は4基となっていた(のちの浪江・小高原子力発電所計画。こちらは2013年に中止が発表された)。上述の宿泊施設、浪江町による水道などの社会資本投資は原子力発電所建設を見越した先行投資でもあったため、1980年代末時点で17人まで減ったものの団結力を高め、予定地に共同登記をしていた反対運動による遅延は、これら商工業者に莫大な損失を強いるものとなった。原子力発電所の建設が進まないなか、近隣自治体に新地発電所、原町火力発電所などが建設されていった

 

●震災以降
2011年(平成23年)3月11日:マグニチュード9.0の東北地方太平洋沖地震が発生し、浪江町は幾世橋地区で震度6強を観測した。さらにこの地震が引き起こした大津波によって町の沿岸部は壊滅的被害を受けた。加えて、隣接する大熊町域で福島第一原子力発電所事故が発生し、以後、放射能漏れによって多大で長期的な影響を受けることとなった。

 3月14日:原子力事故による放射性物質漏洩が深刻化し、同日午前に原発からの距離が半径10km圏内の全域(請戸地区等)、同日午後には浪江町東部全域が含まれる半径20km圏内の全域に避難指示が公示される。これを受け、二本松市役所東和支所内に仮役場(浪江町役場二本松事務所)が設置され、翌15日以降、約8千人が移動・避難した(避難住民と避難場所は他にも散在)。
3月24日:二本松市コミュニティバスが運行(福島交通津島線の代替運行)を再開。
4月1日:馬場有(ばば たもつ)町長らがYouTubeにて町民に声明を出す。
4月9日:この時点で、死者1人、行方不明者185人。
4月11日:原発より半径30km圏内[注 5]にある地域(西部の大部分)が計画的避難区域に指定され、半径30km圏外にある地域(西部の一部)は緊急時避難準備区域に指定される。
4月14日:放射線量が低下したとして、原発より半径10km圏内の一部(浪江町では請戸地区)で福島県警による行方不明者の大規模捜索が始まる(約300人動員)。
4月22日:原発より半径20km圏内が警戒区域に指定される。
4月24日:『ザ!鉄腕!DASH!!』が番組内でDASH村の所在地域(福島原発より半径20-30km圏内の西部某所)と被災状況等を公表する。

2013年(平成25年)4月1日:避難区域が再編される。(町の山間部などが帰還困難区域に指定される)