みちのくより愛をこめて 0007

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二本松市で被災者支援サロン「こっ茶こっせ」 がB-1グランプリ当地グルメの「なみえ焼そば」を調理

なみえ焼そば作って笑顔 二本松で避難者ら
 

 二本松市の借り上げ住宅に避難する住民らを対象にした被災者支援サロン「こっ茶こっせ」は24日、同市の二本松福祉センターで開かれ、約35人が浪江町のご当地グルメ「なみえ焼そば」の調理に挑戦した。

  サロンは同市社会福祉協議会の主催で、毎月第4水曜日に開かれている。内容は毎回違っており、今後はフラダンスや同市の郷土料理「ざくざく」の調理、市内の名所巡り、フラワーアレンジメントなどに取り組む予定。

  同日は浪江町や南相馬市、飯舘村から避難する住民や生活支援相談員らが参加。5班に分かれ、太麺を使ったなみえ焼そばを調理した。完成したなみえ焼そばで会食し、その後の「談笑喫茶」では自由に意見を出し合いながら交流した。

 

★なみえ焼きそば(なみえやきそば)は、福島県双葉郡浪江町で生まれた焼きそばで、ご当地グルメの一つである。

概要

東日本旅客鉄道(JR東日本)常磐線浪江駅近くの居酒屋『浪江名物元祖焼そば 縄のれん』が1955年(昭和30年)に極太の麺を使用した焼きそばを提供し始め、それが浪江名物となった。

太めの麺が特徴で、具はモヤシと豚肉。濃厚なソースで味付けされる。一味唐辛子を振りかけて食べるのが通な食べ方とされる。

2008年(平成20年)に浪江町商工会青年部が中心となって町興しのため「浪江焼麺太国」(なみえやきそばたいこく)という団体を設立。
ナポレオンを意識していて、頭の上にやきそばが乗っている特徴的なファッションの『やきそば太王』を中心に広報活動している。2009年春より愛Bリーグの北海道東北支部に加盟した。
2010年『B-1グランプリ厚木大会』への参加を果たす。厚木大会では中間発表で12位の好位置につけるが、惜しくも10位までのランクインを逃す。

地元女子高校生がプロデュースしたNYTS(ナイツ)というアイドルユニットが『恋する焼きそば』を歌い、キャンペーンソングとして、地元の浪江となみえ焼きそばをPRしている。

B-1グランプリin厚木からNYTS(ナイツ)も参加し、Yahoo!のトップニュースに写真付きで取り上げられるなど、大きくメディアに報道され、このときに日本で初めて「ご当地アイドル」という呼ばれ方をされたアイドルユニットでもある。

2011年3月11日に発生した東日本大震災による福島第一原子力発電所事故の影響で、浪江町全体が避難指示区域となり、「浪江焼麺太国」のメンバーも避難でバラバラになってしまったが、そんな中で参加した2011年B-1グランプリ姫路大会では4位入賞を果たし、2012年北九州大会でも4位入賞となっている。

2011年10月24日に、日清食品からカップ焼きそばとしても販売。売り上げの一部は「浪江焼麺太国」のまちおこし活動の支援に使われる。

2013年11月9日・10日に愛知県豊川市で開かれた第8回B-1グランプリで1位を獲得した