みちのくより愛をこめて 0007

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「『山形日和。』旅行券」のコンビニ販売が9日始まり、2万枚が即日完売

「山形日和。」旅行券のコンビニ販売、即日完売 2万枚が発売数分後に「終了」

  山形県内宿泊施設を割引価格で利用できる「『山形日和。』旅行券」のコンビニ販売が9日始まり、2万枚が即日完売した。県内のコンビニにも行列ができる人気ぶり。一方で、端末機の回線がつながりにくかったことに不満の声も上がった。先行した宿泊予約サイトでの販売分1万枚も完売しており、発行した県の担当者は「たくさんの方に購入いただき、ありがたい。割引分でもう1泊したり周遊したりしてほしい」と手応えを語った。

 

  1万円の宿泊券として使えるほか、土産物店などで500円の割引も受けられる旅行券で、5千円で購入できる。9日はコンビニ大手5社の端末機で全国一斉に2万枚を発売。山形市小荷駄町の店舗では約20人が列をつくった。発売時刻の午前10時に合わせ、先頭の男性(73)が端末機を操作。回線がなかなかつながらず、数分後に「予定販売終了」の表示が表れると、並んでいた人からは「残念」の声が上がった。

 

家族で別々の店に分かれて並んだ人が「そっちはどうだ」と携帯電話で連絡を取り合う姿もあった。先頭の男性は午前8時から並んだといい「旅行券を利用して、息子夫婦、娘夫婦と一緒に夏の旅行に行こうと計画していた。日程も決めていたが…」と肩を落とした。

 

  回線がつながりにくかったことに対し、県などの事務局には問い合わせが相次いだという。端末機で受付票を獲得した後、30分以内にレジで料金を支払って初めて購入が有効になるが、それを知らずに無効になった人もいたと思われる。県によると最終的に午後5時半に完売が確認された。

 

  県が販売する「『山形日和。』旅行券」の総数は12万5千枚。このうち一般向けに直接販売されるのは今回の2万枚を含む計5万枚。インターネットでの販売が先行し、トップを切った「楽天トラベル」では5千枚が初日の6月29日に完売。続く「じゃらん」も7月1日から5千枚の販売を始め、3日午前までに売り切れた。一般販売の第2弾は9月にコンビニとネットで販売を予定している。

 

  一般販売分を除く7万5千枚は旅行会社が造成する旅行商品に活用され、8月から格安プランとして販売される。県観光交流課の担当者は「どの地域でどの程度購入されたかなどデータも分析し、今後の観光振興に役立てたい」と話していた。


★『山形日和。』旅行券
10,000円分の宿泊券が5,000円で購入できるプラス1,000円の買い物をしたら500円引となるクーポンのおまけ付きです。


《プレミアム内容》
 1枚5,000円で10,000円分利用(プレミアム率100%)
 
 ※1,000円以上の買い物で500円引となるクーポンのおまけ付。

《発行枚数》
 50,000枚(上記本文参照)

 ※第1期、2期で分割販売予定。

《発売期間》
 第1期分 平成27年6月末~
 第2期分 平成27年9月めど

《宿泊の有効期限》

 第1期分
 平成27年7月1日(チェックイン分)~平成27年11月1日(チェックアウト分)

 第2期分
 平成27年11月1日(チェックイン分)~平成28年3月1日(チェックアウト分)