みちのくより愛をこめて 0007

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東北電力9月電気料金を120円値下げ4カ月連続値下げ 電力7社とガス全社が値下げ

■東北電 9月電気料金120円値下げ
  
 東北電力は30日、輸入燃料の価格変動を反映させる燃料費調整制度に基づく9月分の電気料金を発表した。標準家庭(契約電流30アンペア、使用電力量280キロワット時)では、前月に比べ120円安い7394円になる。値下げは4カ月連続。
 算定基準になる4~6月の火力発電用燃料の平均価格は原油が6.1%上がったが、液化天然ガス(LNG)が12.3%、石炭が1.6%それぞれ下落した。

◆東北電力(仙台市)と北陸ガス(新潟市中央区)は30日、原燃料費調整制度に基づく9月分の電気・ガス料金を発表した。液化天然ガス(LNG)などの値下がりにより、電気・ガス料金はいずれも値下げとなる。電気料金は4カ月連続、ガス料金は5カ月連続の値下げ。

 同制度は原燃料費の変動に応じ、電気・ガス料金に含まれる調整額の単価を見直す仕組み。標準的な使用量の家庭では、電気料金が8月より120円低い7394円、ガス料金は地区により160~164円低い6061~6187円となる。

◆9月の電力7社とガス全社が値下げ LNGの輸入価格下落で
 
 全国の電力10社のうち、中部電力など7社の原燃料費調整制度に基づく9月の家庭向け電気料金が値下がりする見通しであることが23日、分かった。液化天然ガス(LNG)の輸入価格が下がったためで、都市ガス大手4社のガス料金は全社が値下げとなる見込みだ。

 電気料金を標準的な家庭でみると、8月に比べて下げ幅が大きいのは中部電力の270円程度。東京電力が212円と続き、東北電力は120円、関西電力と九州電力は102円、中国電力は59円、四国電力は6円になるとみられる。

 一方、LNGの火力発電所を持たないか、発電量に占める割合が低い3社は、原油価格が上昇した影響で値上げとなる。上げ幅は北海道電力が57円で最大。

 都市ガスの下げ幅は大阪ガスが228円、東京ガスが219円など。

 電気・ガス料金は原燃料費の変動に応じ、毎月見直される。9月の料金は4~6月の平均輸入価格を基に算定する。