みちのくより愛をこめて 0007

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福島県の65歳以上の高齢者は54万4341人で前年同期に比べ1万3181人増え、過去最高を更新

福島県、65歳以上「54万人」 避難市町村・高齢化率31%

 敬老の日に合わせ、福島県が20日発表した県内の高齢者人口(8月1日現在)によると、本県の65歳以上の高齢者は54万4341人で前年同期に比べ1万3181人増え、過去最高を更新した。原発事故で避難指示が出た12市町村の65歳以上の割合(高齢化率)は31.1%で前年比1.0ポイント上昇、県平均の28.4%を上回った。

全国の65歳以上人口は前年比89万人増の3384万人、総人口に占める割合は同0.8ポイント増の26.7%だった。65歳以上の割合は1950(昭和25)年に4.6%だったが、80年に10%、2000年に20%を超えた。

 避難市町村では、昨年10月に解除された川内村の高齢化率が38.8%と最も高く、前年より1.2ポイントアップ。葛尾村の高齢化率は前年比2.1ポイント上昇した。県は、住民票を移さず避難している人が多いため実情を把握できていないとした上で「避難長期化により、若い世代が住民票を移すケースが増えるなどの状況が影響している可能性もある」としている。

一方、会津ではさらに高齢化が進み、深刻な状況だ。高齢化率が最も高い金山町は6割に迫り、県内の高齢化率の上位五つは会津の町村が占めた。若い世代の県外転出が影響とみられ、人口減対策や地方創生に関する施策が急務だ。

 

★高齢者(こうれいしゃ)は、社会の中で他の成員に比して年齢が高い一群の成員のことである。年齢の定義はさまざまである。

含まれる範囲

高齢の線引きは曖昧且つ主観的な部分があり、判断は容易ではない。国連では60歳以上、国連の世界保健機関 (WHO) の定義では、65歳以上の人のことを高齢者としている。定年退職者もしくは老齢年金給付対象以上の人を言うことも考えられる。

高齢者の医療の確保に関する法律における規定

高齢者の医療の確保に関する法律、およびそれに付随する各種法令では、65~74歳までを前期高齢者、75歳以上を後期高齢者」と規定している。

高年齢者雇用安定法における定義

高年齢者

高年齢者等の雇用の安定等に関する法律(略称:高年齢者雇用安定法)における「高年齢者」とは、55歳以上の者を言う。

高年齢者等

高年齢者雇用安定法における「高年齢者等」とは、「高年齢者」、および55歳未満の「中高年齢者」(45歳以上の者)である求職者、および55歳未満の「中高年齢失業者等」(45歳以上65歳未満の失業者その他就職が特に困難な失業者、具体的には身体障害者、刑法等の規定により保護観察に付された者等で、その者の職業のあっせんに関し保護観察所長から公共職業安定所長に連絡があった者)を言う。

人口統計における区分

各種公的機関が行う人口調査では65歳以上を「高齢者」と区分している。

社会とのかかわり

一般的に、一部の高齢者は経験を積み、様々な事に熟達しているとされる。加齢に伴う認知機能及び運動機能の衰えや、老衰に伴う記憶力の減退等といった理由により、第一線を退いた者は多いが、その豊富な経験と、その経験によって導き出される勘は、学習によって得られる知識や、練習によって習得する技能を超えた効率を発揮する高齢者もなかには存在する。これらを若者は学ぶべき点は学び、また後代に伝えるべき物とされる。

高齢者は古くより、社会的には年功序列や選挙での高い投票率によって一定の地位を獲得しているが、現代と違い古代から近代初期に掛けては、医療技術が発展していなかったので、高齢になるほど希少な存在となり、長らくは「古老」や「長老」と呼ばれる、高齢者に対する特別な尊称が存在する。
儒教に基づく敬老の考えは、高齢者が尊敬されることに一役買っている。