みちのくより愛をこめて 0007

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避難指示解除後の楢葉町では住民帰還進まず 町内に生活拠点を移した町民が、20日現在で203世帯321人町人口の1割を下回る4%ほど

■東京電力福島第1原発事故の避難指示解除から1カ月が過ぎた楢葉町は21日、町内に生活拠点を移した町民が、20日現在で203世帯321人にとどまることを明らかにした。町人口の1割を下回る4%ほどで避難指示解除後も住民帰還が進んでいない現状が浮き彫りになった。

 町内で21日開いた行政区長会議で示した。9月1日現在で町に住民票を置くのは2694世帯7368人。町は今月、帰還した住民から受けた届け出や町の防犯パトロール隊の活動などを通じて調査、週に4日以上、町内で生活している町民を「町内居住者」としてまとめた。地区別では、町南部の山田岡や下小塙の両地区で帰還した住民が多い一方、津波被害を受け、除染などで出た廃棄物の焼却施設整備なども計画される波倉地区では帰還した住民はいない。

 町内は避難指示が解除された一方、買い物場所や医療など生活環境の改善が十分に進んでおらず、東京電力福島第1原発事故に伴う放射線への不安なども根強い。町内の小、中学校の再開は2017(平成29)年4月の見通しで、長期避難で傷んだ住宅の復旧が遅れていることも帰還が進まない一因となっている。町は「今回の調査は一つの目安。解除後は住民帰還が徐々に進んでおり、今後も調査を続けたい」としている。

 

■先月、原発事故に伴う避難指示が解除された福島県楢葉町を流れる木戸川で、5年ぶりにサケ漁が再開されました。

楢葉町の木戸川のサケ漁は、原発事故のあと町内のほぼ全域が避難区域になり中断されていましたが、先月5日に避難指示が解除され、遡上(そじょう)するサケからも放射性物質が検出されていないことから、地元の漁業協同組合が再開を決めました。

18日は、漁協や町の関係者が集まり、漁の安全を祈願するとともに、津波で壊れ復旧が進められていた加工施設などの完成を祝いました。

このあと、漁業者たちは川の上流と下流から網を使ってサケを追い込む合わせ網漁を行い、5年ぶりの水揚げを喜び合っていました。

木戸川漁協の松本秀夫組合長は「漁ができるようになってほっとしました。町の人たちにもぜひ食べてもらいたいです」と話していました。また、楢葉町の松本幸英町長は「サケ漁は大きな観光資源なので、再開をうれしく思います。町のにぎわいにつながり復興の後押しになります」と話していました。

漁協は、ことしから試験的に新巻ざけやイクラのしょうゆ漬けなどの加工品の販売を始めるほか、来年春には稚魚の放流も行うことにしています。

★楢葉町(ならはまち)は、福島県浜通りにある町。双葉郡に属する。


面積
103.64 km²

総人口
7,036人
(推計人口、2015年5月1日)

人口密度
67.9人/km²

隣接自治体
いわき市、
双葉郡広野町、富岡町、川内村

地理

浜通りの中央よりやや南寄りに位置し、東側は太平洋に面する。町域の約2割にあたる町域東部の海寄りの地域は平地で、中央部・西部は阿武隈高地の山地となっている[1]。中央部に郭公山があり、山の南側(町中央部)には木戸川が、北側では井出川がそれぞれ西から東へ流れている。

町の北東端に東京電力福島第二原子力発電所の1 - 4号機が立地する。全号機が町内にあるが、福島第二原子力発電所の敷地は北隣の富岡町にもまたがっている。

富岡町の北にある大熊町・双葉町には福島第一原子力発電所が立地しており、当町の町域は福島第一原子力発電所から概ね20km前後の場所に位置している。2011年3月11日に福島第一原子力発電所事故の影響により、町域の大半(居住者のいる場所の全域)が警戒区域に指定されたが、2012年8月10日に避難指示解除準備区域(立入可、宿泊不可)となったのち、2015年9月5日に避難指示が解除された。

名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事
Jヴィレッジ - 日本のサッカー・ナショナルトレーニングセンター。
マミーすいとん

楢葉町コミュニティセンター
道の駅ならは
ならは羽黒山温泉
天神岬温泉