みちのくより愛をこめて 0007

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いわき海洋調べ隊「うみラボ」が「生物多様性アクション大賞2015」で特別賞の復興支援賞を受賞

いわき海洋調べ隊「うみラボ」が国連生物多様性の10年日本委員会(事務局・環境省)「生物多様性アクション大賞2015」で特別賞の復興支援賞を受けた。県内団体の入賞は初めて。

 うみラボは、いわき市民や大学教授ら有志によって平成25年秋に発足した。東京電力福島第一原発沖の魚介類や海底土を採取し、アクアマリンふくしまの協力で放射性物質検査を実施している。測定結果はホームページなどで公開している。受賞について、うみラボ発起人の市内の自営業小松理虔(りけん)さん(36)は「福島の海の豊かさ、魅力を多くの人に伝えられるよう活動を続けたい」と話した。

 アクション大賞は生き物や自然を守る活動、環境に優しい商品開発などに取り組む団体を表彰している。今回が3回目で、全国から135件の応募があり、65団体が表彰される。表彰式は11日、東京都の東京ビッグサイトで行われる。

●復興支援賞

いちえふ沖海洋調査

いわき海洋調べ隊・うみラボ(福島県いわき市)

評価のポイント
福島第一原発沖の海水、海底土、魚を採取して海洋生物調査を市民が主体的に行い、福島の海の現状と多様性を伝える活動です。

放射性物質の調査はなかなか一般では難しいという現状がある中で、地域の人たちが船を出して、いわき市の水族館「アクアマリン福島」など専門機関の協力を得ながら市民科学という位置づけで地道に調査を続けているところが評価されました。

また、ブログやSNSを活用して福島の海洋資源の豊かさや資源保護の重要性を発信しています。水族館と連携するイベントでは子どもたちやファミリー層に向けた情報発信にも力を入れています。地域全体の再生を視野に入れながら生物多様性の活動を継続している点が評価されました。

 

 

★いわき海洋調べ隊・うみラボは 原発事故の被害を受けた福島の海がどうなっているのか、自分の手で調べたい。地元の釣り人らが、東京電力福島第一原発の近くで魚を釣って放射性物質の濃度を測る「いわき海洋調べ隊・うみラボ」の活動を続けている。

 

●生物多様性アクション大賞2015表彰式

2015年12月11日(金)にエコプロダクツ2015を開催中の東京ビッグサイトにて、授賞式ならびに受賞団体プレゼンテーション、そして大賞の決定をいたします。ぜひ大賞決定の瞬間に立ち会ってください。ご来場をお待ちしています!
参加ご希望の方は、下記の申し込みフォームからお申し込みください。

 


授賞式概要

日程:2015年12月11日(金)
時間:14:00-17:00 13:30受付開始
場所:東京ビッグサイト(東京国際展示場) 会議棟7F 703