みちのくより愛をこめて 0007

東日本大震災の復興・再生を祈願して東北のニュースや浮世の話題等をお届けしています。

「夜の客車シアター」と「夜汽車バー」が30日、津軽鉄道(五所川原市)の津軽五所川原駅で開かれる

津軽地方の冬の風物詩「ストーブ列車」の客車内で懐かしい映像やオリジナルカクテルを楽しむ「夜の客車シアター」と「夜汽車バー」が30日、津軽鉄道(五所川原市)の津軽五所川原駅で開かれる。

 だるまストーブを備えた客車2両をホームに留めて開放。1日3往復(津軽五所川原-津軽中里駅間)運行のストーブ列車を駅構内で気軽に体験してもらい、鉄道の利用拡大につなげることが狙いだ。昨年末に一夜限定でバーを実施したところ、鉄道ファンらから予想以上の反響があり、2度目の開催を決めた。

 スクリーンを設置したシアター車両では、四季折々の風景の中を走る列車や約60年前に撮影された運行の映像を流す。同車両には飲食物の持ち込みが可能で「街で食事した後に2軒目として使う楽しみ方もある」と担当者。

 夜汽車バー車両では青森県産リンゴと日本酒「ストーブ酒」を使ったカクテルやデザート風の新作カクテル、リンゴジュースなどを提供する。

 津軽鉄道の白鳥泰総務課長は「夜のストーブ列車の風情を生かしたイベントで鉄道ファンの評判が良かった。しっかり暖めた車内で津軽の夜を満喫してほしい」と話す。2月以降もアレンジを加えながら開催する予定。

 午後6時半~9時半。シアター車両は無料、バー車両はおつまみ付き乗車料500円(ドリンク代別)。連絡先は津軽鉄道0173(34)2148。


★ストーブ列車
毎年恒例のストーブ列車が、今年も雪の津軽を走ります。

通常2両編成で、車内は懐かしいノスタルジックな作りとなっています。
1両に2台置かれたダルマストーブの燃料は石炭です。
赤々と燃える石炭ストーブの周りにはたくさんの人が集まり、地元や他県の言葉が行き交う、憩いの場となります。
ストーブ上でスルメが焼かれ、車内は様々な人たちの交流の場です。
外の厳しい寒さとは対照的な列車内の暖かい雰囲気を味わいに、みなさんもぜひこの津軽鉄道に乗車してみませんか?

※日中の3往復のみストーブ列車で運行。(12月は運行日注意)
ただし運行時間・運行状況など変更になる場合もありますので、必ず電話にてご確認ください。


期間 2015/12/01~2016/03/31

会場 運行区間:津軽五所川原駅~津軽中里駅

お問い合わせ 津軽鉄道 株式会社 本社 ☎ 0173-34-2148(代表)

運行期間 毎年12月1日~翌年3月31日

運賃

ストーブ列車にご乗車する際は、通常運賃のほか、
大人子ども共1枚400円(平成26年12月1日改定)の「ストーブ列車券」が必要となります。


★津軽鉄道株式会社(つがるてつどう)は、青森県津軽地方に鉄道路線を持つ鉄道事業者である。津鉄(つてつ)とも呼ばれる。本社所在地は五所川原市字大町39(津軽五所川原駅前)。地元農協や沿線住民が株主となっている。

営業キロ20.7kmの津軽鉄道線を経営する。また、増収策副業として弁当、どら焼き、ポテトチップスなどの加工食品を販売している。

1934年から1955年まではバス事業も営んでいた。五所川原市のタクシー会社「津鉄観光」は、津軽鉄道の子会社であったが、のちに資本関係を解消した。津鉄観光の本社は津軽鉄道本社社屋内にあったが、2007年12月に市内の同業他社である「相互タクシー」と統合し、新会社の五所川原交通に営業譲渡されている。