みちのくより愛をこめて 0007

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南相馬市のJR常磐線小高-原ノ町駅間の運行再開に向けた試運転が9日、7月12日の運転再開に合わせて両駅間で行われる

東京電力福島第一原発事故などの影響で不通となっている南相馬市のJR常磐線小高-原ノ町駅間の運行再開に向けた試運転は9日、両駅間で行われた。東日本大震災後、約5年ぶりに列車が小高駅に乗り入れた。市内の一部に出ている避難指示が解除される7月12日に合わせて運行を始める。


 2両編成の列車が9・4キロの両駅間を約1時間かけて走り、3往復して線路の状態や踏切の作動状況などを点検した。10日も3往復する。
 JR東日本によると、震災が3月に起きた平成22年度に小高駅で乗車したのは1日平均811人だった。

 JR東日本は昨年4月から、雑草に覆われた線路周辺の草刈りや除染のためのバラスト(砕石)の入れ替え、レールの交換などを行ってきた。 原発事故前には1万人以上が暮らした小高区は、帰還に向けてわずかな住民が準備宿泊を続けている。

 

 

■東京電力福島第一原発の事故で福島県南相馬市に出されている避難指示が来月12日に解除されるのに合わせて、JR常磐線の一部の区間で列車の運転が再開されることになり、9日から試運転が始まりました。


試運転が始まったのは、南相馬市のJR常磐線の小高駅から原ノ町駅までの9.4キロの区間です。
小高駅の周辺で原発事故による避難指示が出されたため不通となっていましたが、来月12日に避難指示が解除されることになり、JRは当日から列車の運転を再開させることにしています。
9日の試運転では、JRの担当者が列車に乗り込み、午前10時半に原ノ町駅を出発しました。
試運転は9日と10日に行われ、担当者が再開予定の区間を往復しながら車内の放射線量を測定するほか、踏切や信号設備などが正常に作動するか確認することにしています。
来月からの運転再開で、JR常磐線の不通区間は、宮城県の浜吉田駅と相馬市の相馬駅の間、それに南相馬市の小高駅と楢葉町の竜田駅の間となり、JRは、平成31年度末までにこれらの区間を含めた全線での運転再開を目指すことにしています。

 

★常磐線(じょうばんせん)は、東京都荒川区の日暮里駅から千葉県北西部、茨城県、福島県の太平洋側を経由して宮城県岩沼市の岩沼駅までを結ぶ東日本旅客鉄道(JR東日本)の鉄道路線(幹線)である。

 
列車運行上の常磐線は、上野東京ライン(東海道本線・東北本線)品川駅 - 東京駅 - 上野駅 - 日暮里駅間および東北本線岩沼駅 - 仙台駅間を含めた、東京都港区の品川駅から宮城県仙台市青葉区の仙台駅までである[2]。本記事では品川駅 - 東京駅間について、常磐線内に方向に合わせて品川行きを「上り」、品川発を「下り」と記述する。
 
また、通常運転系統上の「常磐線」は、中距離列車や特急列車などの列車系統のみを指し、取手駅以南の複々線区間を運転する電車系統の快速電車・各駅停車とは区別される。本記事での運転系統としての記述は主に前者について取り上げる。
 
2011年に発生した東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)による被害と、それに起因した福島第一原子力発電所事故による帰還困難区域(事故発生当初は警戒区域)設定のため、竜田駅 - 原ノ町駅間および相馬駅 - 浜吉田駅間が運行休止となっている。相馬駅 - 浜吉田駅間では2016年12月まで[3]の運行再開を目処に復旧工事が行われている