みちのくより愛をこめて 0007

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福島県楢葉町で、町唯一の歯科診療所だった「蒲生歯科医院」が7月、5年4カ月ぶりに再開

帰町者の健康サポート 楢葉唯一の歯科医院再開

 東京電力福島第1原発事故に伴う避難指示が昨年9月に解除された福島県楢葉町で、町唯一の歯科診療所だった「蒲生歯科医院」が今月、5年4カ月ぶりに再開した。今年2月に開院した県立診療所と同じ敷地に新医院を構え、帰還した町民らの健康を支える。

 院長の蒲生正若さん(55)と妻裕子さん(56)の2人が診療する。原発事故後、山形県内での勤務医を経て2014年6月、楢葉町民が避難するいわき市の仮設住宅敷地内で仮設診療所を開設。避難指示解除を受け、町内での再開準備を進めてきた。

 正若さんは「帰町しない理由に医療機関がないことを挙げる町民が多かった。歯科医として義務を感じた」と説明する。
 
 楢葉町の帰町者は4日現在で600人、全体の8.1%となっている。正若さんは「診療することでしか、復興に貢献できない。経営は厳しいが、頑張れるだけ頑張りたい」と話した。


★楢葉町

楢葉町(ならはまち)は、双葉郡に属する福島県浜通りにある町。

地理

浜通りの中央よりやや南寄りに位置し、東側は太平洋に面する。町域の約2割にあたる町域東部の海寄りの地域は平地で、中央部・西部は阿武隈高地の山地となっている。中央部に郭公山があり、山の南側(町中央部)には木戸川が、北側では井出川がそれぞれ西から東へ流れている。

町の北東端に東京電力福島第二原子力発電所の1 - 4号機が立地する。全号機が町内にあるが、福島第二原子力発電所の敷地は北隣の富岡町にもまたがっている。

富岡町の北にある大熊町・双葉町には福島第一原子力発電所が立地しており、当町の町域は福島第一原子力発電所から概ね20km前後の場所に位置している。2011年3月11日に福島第一原子力発電所事故の影響により、町域の大半(居住者のいる場所の全域)が警戒区域に指定されたが、2012年8月10日に避難指示解除準備区域(立入可、宿泊不可)となったのち、2015年9月5日に避難指示が解除された。

歴史
1971年(昭和46年)に東京電力福島第2原子力発電所の建設基地に決まり、交付金事業によってエネルギー都市として歩みはじめる。
2011年(平成23年)3月11日 - 東日本大震災が発生。楢葉町で震度6強を観測。地震に伴う津波による福島第一原子力発電所事故の影響で町の大部分が半径20km以内の警戒区域に指定され、区域内の立ち入りが出来なくなる。役場機能は会津美里町・いわき市に移転。
2012年(平成24年)8月10日 - 警戒区域が避難指示解除準備区域に再編される。
2014年(平成26年)6月2日 - 業務の一部を町内の町役場で再開。
2015年(平成27年) 4月6日 - 準備宿泊を開始。
9月5日 - 避難指示解除


総人口 976人 (推計人口、2016年6月1日)

人口密度 9.42人/km²

隣接自治体 いわき市、双葉郡広野町、富岡町、川内村

町の木 すぎ

町の花 やまゆり

町の鳥 うぐいす

●名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事
Jヴィレッジ - 日本のサッカー・ナショナルトレーニングセンター。 マミーすいとん

楢葉町コミュニティセンター
道の駅ならは
ならは羽黒山温泉
天神岬温泉

姉妹都市・友好都市
姉妹都市
日本の旗 福島県会津美里町 - 2006年2月21日姉妹都市及び災害時相互応援協定締結(1996年8月に旧新鶴村と姉妹都市締結)。
アメリカ合衆国の旗 ユークリッド市(米国オハイオ州) - 1993年5月締結。

友好都市
中華人民共和国の旗 五常市(中国) - 1992年2月締結。