みちのくより愛をこめて 0007

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南相馬市小高区にローソン南相馬小高店が10月20日東日本大震災後初オープン

東京電力福島第一原発事故による避難指示の大部分が7月に解除された南相馬市小高区にローソン南相馬小高店が20日、開店した。東日本大震災後、小高区にコンビニがオープンするのは初めて。


 店は小高区仲町2丁目にあり、営業時間は午前6時から午後8時まで。弁当や日用品、本、酒類など、通常店舗と同程度の約3000品目をそろえた。野菜や果物などの生鮮食品、総菜も充実させた。

オーナー(44)=相馬市出身=は「小さなスーパーをイメージした」と話す。仙台市内でコンビニを経営していた経験を生かし、復興の手助けをしたいと開店を決めた。「営業は小高にとってプラスになる。住民の帰還のきっかけになればいい」と語った。


 初日は近所の住民や復旧・復興事業に携わる人が訪れた。午前7時の開店直後に来店した小高区西町のOさん(67)は飲料やたばこを購入した。8月末から区内で生活を再開したが、たばこは原町区まで買いに出掛ける必要があった。「ちょっとした買い物なら遠出せずに済んで便利」と目を細めた。

 

★南相馬市(みなみそうまし)は、日本の太平洋沿岸北部、福島県に所在する市である。

概要
2006年(平成18年)1月1日、原町市と相馬郡小高町および鹿島町が合併して誕生した。旧市町の区域ごとに地域自治区となっており、各々「原町区」「小高区」「鹿島区」に移行して住所に名称をほぼ残している。

当初、小高町・鹿島町・原町市の合併協議は飯舘村を含めた旧・行方郡(なめがたぐん)で行われ、新市名には「行方市」も候補に挙がっていた。ちなみに、合併が実施された前年の9月2日に茨城県にあった行方郡(読みも同じ)の3町が合併し、行方市が誕生している。

福島県沿岸最大の都市いわき市と宮城県仙台市との距離はそれぞれ約75kmで、両市のほぼ中間に位置する。地方紙『福島民報』『福島民友』の2紙ともに支社を置いている。

国の重要無形民俗文化財に指定されている相馬野馬追が行われる。北泉海岸はサーフィンが盛んなことでも知られており、夏になると世界大会が開催される。SF映画『戦国自衛隊』の撮影に使われ、市内の高校生がエキストラとして協力している。

関東大震災を最初に世界に伝えた原町区の原町無線塔は、高さ約200mで、当時アジアで最も高い建築物だった。しかし、老朽化などから1982年(昭和57年)に解体され、現在は原町区に1/10スケールの記念塔である憶・原町無線塔がある。

旧・市町の区域で3つの地域自治区が設置され、一部を除いて住所表示は市名に続けて区の名称を付ける。
旧・相馬郡小高町→ 南相馬市小高区
旧・相馬郡鹿島町→ 南相馬市鹿島区
旧・原町市→ 南相馬市原町区

●歴史
2011年(平成23年)3月1日:人口70,772人、世帯数23,653[9]。
2011年(平成23年)3月11日:東日本大震災が発生し、南相馬市も被害甚大

2011年(平成23年)3月11日14時46分18秒、マグニチュード9.0の東北地方太平洋沖地震が発生し、南相馬市は小高区と鹿島区で震度6弱、原町区本町と原町区三島町で震度5弱を観測した。 さらにこの地殻変動が引き起こした津波が海岸線から約2km付近までの地域を呑み込み、壊滅させた。

小高区塚原字沼在住の自然環境調査員の目撃証言によれば、特に津波の第3波は大きく、海岸線に設けられた高さ十数メートルの防潮林を越えたという (なお、ごく一部の例外として屋敷林が住家[屋敷、母屋]を守った)。 原町火力発電所も津波の直撃を受け、死者1人、火災の発生(14日に発生)、機器損壊、8万トン級の石炭船の沈没等、多大な被害を受けた。

●観光
相馬野馬追
福島県を代表する夏祭りのひとつと見なされる祭事。南相馬市原町区で騎馬武者約500人の行進の後、雲雀ヶ原祭場地にて、古式甲冑競馬と神旗争奪戦が繰り広げられる。古式甲冑競馬と神旗争奪戦は明治時代以降の祭事である。
* 相馬野馬追 野馬懸祭 :国の重要無形民俗文化財。
恐竜の足跡化石産出地
中生代ジュラ紀後期キンメリッジアン(en。約1億5570万- 約1億5080万年前)に属する地層群であり、体長2m程度の獣脚類と見られる小型恐竜の足跡の生痕化石が、鹿島区小山田から発見されている。
浦尻貝塚(うらじり かいづか)
小高区浦尻に所在する、縄文時代前期中葉から中期末にかけて(約5500 - 約4000年前)形成された貝塚。国の史跡。
桜井古墳
国の史跡で前方後方墳としては東北地方でも大規模な部類に属している。周辺の古墳群との関係から「桜井古墳群1号墳」とも称される。


高倉文殊堂
空海によって大同元年(806年)に建立されたと伝えられる文殊堂。磐城国行方郡高倉村(現・南相馬市原町区高倉)。
サマーフェスタはらまち
原町シーサイドパークを中心に、日中は砂の芸術や郷土芸能等催し物が開催され、夜は海に映える花火大会が開催される。屋台村も設置され一日中楽しめる夏の祭典で、子供たちの夏休みも思い出になっている。
雲雀ヶ原
大悲山の石仏(薬師堂石仏、阿弥陀堂石仏、観音堂石仏) :国の史跡。
大悲山の大スギ :1955年(昭和30年)2月4日、県指定天然記念物。
小高城址(小高神社)
北泉海岸
海岸を埋め立てて造った、原町火力発電所の南側に続く砂浜海岸で、原町区にある。発電所の防波堤の反射波と直達波が合成されて大きな波が発生することから、サーフスポットとしても知られている。サーフィンの大会は、2004年(平成16年)にアマチュア全国大会、2005年(平成17年)に東日本のプロ大会、2006年(平成18年)10月4- 8日には、世界プロサーフィン連盟が公認する「ワールド・クオリファイ・シリーズ(WQS)」(2 star) が開催された。cf. サーフィン#2006年日本開催の主な大会。
* 北泉海水浴場
* 原町シーサイドパーク
右田浜海水浴場
塚原海水浴場
村上海水浴場
憶・原町無線塔
解体された原町無線塔の1/10スケールのミニチュア記念塔として、1982年(昭和57年)10月に完成。
無線塔跡花時計
2009年(平成21年)、原町無線塔跡地に設置された花時計。
南相馬市博物館
南相馬市民文化会館
サテライトかしま :競輪場外車券売場。

面積398.58km2
総人口57,186人
(推計人口、2016年6月1日)
人口密度143人/km2
隣接自治体
相馬市、
相馬郡飯舘村、双葉郡浪江町
市の木
けやき
市の花
さくら
他のシンボル
市の鳥:ひばり
市の魚:さけ
市の昆虫:ほたる