みちのくより愛をこめて 0007

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福島県富岡町の公設民営の複合商業施設「さくらモールとみおか」が先行オープン予定

原発事故の影響で全町避難が続く富岡町が25日に同町小浜の国道6号沿いに開業する公設民営の複合商業施設「さくらモールとみおか」で、入居するダイユーエイト(福島市)が23日にホームセンターを先行オープンさせることが8日、同社と町への取材で分かった。

 同社は23日の「勤労感謝の日」に合わせ、既存の各店舗で販促キャンペーンを予定しており、さくらモールとみおか店との相乗効果を図る狙いがある。

 同社によると、同店では除染や復興事業に取り組む作業員のニーズが高い工具類や作業衣類、各種資材などの品ぞろえを充実させる。一時帰宅や準備宿泊で町内に滞在する住民のため、日用品や掃除用品、家電類、食料品も取り扱う。

 さくらモールとみおかは25日、ダイユーエイトのホームセンターに加え、地元の事業者が出店する飲食店3店舗が営業を始める。ヨークベニマル(郡山市)のスーパー、ドラッグストアのツルハドラッグを含めた全館オープンは、来年3月下旬となる見通し。


■東京電力福島第1原発事故で全町避難する福島県富岡町は10月11日、11月下旬に町内で一部オープンする複合商業施設の愛称が「さくらモールとみおか」に決まったと発表した。

 公募で全国から452点が寄せられ、選考委員会が絞り込んだ上位12点から町が最終決定した。桜は夜の森地区の並木で知られ、町のシンボルになっており、「さくらモールとみおか」が選考委員から最多票を集めたことなどを考慮した。

 町は来年4月の帰還開始を目標にする。商業施設は11月下旬にダイユーエイトと地元飲食店が先行オープン。来年3月にはヨークベニマルが開店する。


★富岡町
富岡町(とみおかまち)は、福島県双葉郡の中心にある町。東京電力福島第二原子力発電所がある。
平成23年(2011年)に発生した福島第一原子力発電所事故の影響により、 同年3月17日以降、仮役場を郡山市にあるビッグパレットふくしま内に設置していた。同年12月19日以降、郡山市大槻町西ノ宮に富岡町役場郡山事務所を開設し、役場機能を移転している

歴史
昭和25年(1950年)6月1日 - 上岡村が町制施行・改称して双葉町となる。
昭和30年(1955年)3月31日 - 双葉町と合併し、現行の富岡町となる。
2011年(平成23年)3月11日 - 東日本大震災が発生。富岡町で震度6強を観測。