みちのくより愛をこめて 0007

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「第49回福島わらじまつり」と「第54回郡山うねめまつり」フィナーレを飾った。

福島県都の夏を彩る「第49回福島わらじまつり」は最終日の4日、福島市中心市街地の国道13号(信夫通り)でヒップホップ調の音楽に乗せて踊る「ダンシングそーだナイト」などが繰り広げられ、2日間にわたるまつりを盛大に締めくくった。来年は50回の節目となり、まつりは大きく刷新される予定。


福島わらじまつり、ダンシングそーだナイト(2017.8.4)


 「ダンシングそーだナイト」には2日間で50団体約2900人が参加。団体ごとにそろいの衣装で軽快なダンスや一輪車などのパフォーマンスを披露し、沿道に詰め掛けた観客を楽しませた。ダンスに混じって「大わらじパレード」も行われ、12メートルの大わらじが担ぎ手によって宙に浮いたり、波を打ったりしながら練り歩いた。
 「わらじ競走」50チーム競う
 福島市で行われた第49回福島わらじまつり最終日で、国道13号を舞台にわらじを担いで健脚を競う「わらじ競走」が繰り広げられ、県都を熱く盛り上げた。
 小学生、女性、一般の三つの部門に1チーム約10人の約50チームが出場し、タイムを競った。一般の部では参加者が、コース序盤と終盤の2カ所で来場者から水を掛けられながら駆け抜けた。

◆8月最初の週末となった4日、県内各地で夏祭りが行われ、家族連れなどでにぎわった。


第54回 郡山うねめまつり(第一部)


第54回 郡山うねめまつり(第二部)


 郡山市の夏の風物詩「第54回郡山うねめまつり」は最終日を迎え、52団体約3000人が「うねめ踊り流し」に登場し、熱気あふれる3日間の祭りのフィナーレを飾った。
 同市の駅前大通りをメイン会場に行われた「踊り流し」には、参加者がそろいの浴衣や法被を身にまとい参加した。「新うねめ音頭」に合わせ、華麗に踊り流した。
 コンクールでは、正調部門大賞に太田綜合病院、創作部門大賞にあさか野YOSAKOI王舞神が選ばれた。


福島わらじまつりについて
福島わらじまつり(ふくしまわらじまつり)は、福島県福島市の夏祭り。日本一の大きいわらじを担ぎ市街地を練り歩く特徴から、福島県を代表する祭りに数えられる。

江戸時代から300年以上の歴史がある信夫三山暁まいりを参考に、1970年(昭和45年)に福島市及び福島商工会議所が市民の健脚を願って始めた夏祭りである。旧正月14日に片方の大わらじを奉納(信夫三山暁まいり)し、8月にもう片方の大わらじを奉納する。8月の祭りが福島わらじまつりである。わらじの大きさでは恐らく日本一の大きさを誇る。東北6大祭りこと東北六魂祭の一つに数えられている。

●わらじ音頭
初日に行われるイベント。盆踊り調の「わらじ音頭」に乗せて国道13号線を練り歩く。 振り付けは決まっていて、ゆったりとした感じで過ぎていく。 参加団体以外の一般参加は認められていないが、2007年からは最後のターンのみ列に混じって一緒に踊れる。

●ダンシングそーだナイト
かつての「ピーチサンバ」を発展的に解消させたイベントで、両日開催。 「わらじ音頭」をラップ風にリメイクした曲で、振り付けは任意。 こちらの参加団体以外の一般参加は原則禁止。一時期携帯審査を行った時期があったが、2007年以降は行われていない。 最終日のⅡ部のみ距離が長くなる。

●わらじ競争
小学生・女性は大きなわらじ型押し車、一般は山車を引いてタイムを競う。 予選は2チーム対抗で行われ、先に金銀のわらじを取ったほうが勝利。 一般は上位で決勝戦が行われる。


★郡山うねめまつりについて

郡山うねめまつり(こおりやまうねめまつり)は、福島県郡山市にて毎年8月第1金・土・日(2014年は、8月の木・金・土)の3日間行われる祭り。東北五大祭りの一つに数えられる場合がある。


郡山市と郡山商工会議所が中心となり、郷土の伝説である奈良時代の宮中女官の「采女(うねめ)物語」を主題として作られた祭り。日本最大級の大太鼓「十尺大締太鼓」が響く中での踊り流しを中心に、様々なイベントが行われる。

内容
郡山市中心部のJR郡山駅西口駅前広場一帯と、駅から伸びるメインストリート駅前大通りの終点までをメイン会場とし、市内片平町の山ノ井農村公園(うねめ公園)などをサブ会場として開催される。

初日には、山ノ井農村公園(うねめ公園)内にある采女神社にて奈良の市長やミス奈良とともにうねめ供養祭が行われる。
また、同時に亀の放流も行われ、市郊外にある西部ショッピングセンターを会場に「ちびっこうねめまつり」が開かれる。初日はメイン会場以外での行事が中心で、メインイベントであるうねめ踊り流しも行われないことなどから、実質的には初日が前夜祭の性格を持つ。

二日目以降はメイン会場の駅前大通りで、うねめ踊り流し、ひょっとこ踊り、うねめ太鼓、ミスうねめパレード、ゆかた de うねめコンテストなどが行われる。


メインイベントのうねめ踊り流しでは、踊り手らがパレード形式で、竹飾り提灯で彩られた駅前大通り一帯を山車と共に踊りながら進む。うねめ踊りは職場、学校などでチームを組み、団体参加するのが基本であり、開催日前には市内各所で踊りの稽古が行われる。

踊り流しの際に演奏される十尺大締太鼓は日本最大級の直径3.3mを誇り、祭りのシンボルの一つとして定着している。

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