みちのくより愛をこめて 0007

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吾妻スカイライン 高湯-浄土平間(14.8キロ)を25日午前10時に解除 福島県発表

吾妻スカイライン 通行止め25日解除

 福島県は22日、関東・東北豪雨で路肩が崩落し、通行止めになっていた福島市の磐梯吾妻スカイラインの高湯-浄土平間(14.8キロ)について、25日午前10時に解除すると発表した。

 崩落現場が完全に復旧していないため、不動沢橋からは浄土平への一方通行に規制される。高湯-不動沢橋間(8キロ)は対面通行も可能。紅葉シーズンの渋滞など見据え、応急的に対応した。

 県は、全面的な復旧に1~2カ月程度かかると見込んでいる。
 同区間は9日から通行止めになっていた。火山ガスによる夜間(午後5時~翌午前7時)の通行止めは継続する。

■25日に再開通 通行止めのスカイライン

 関東・東北豪雨で通行止めとなっていた磐梯吾妻スカイラインの高湯ゲート-浄土平間(14.8キロ)は25日午前10時、再開通する。県が22日、発表した。
 同区間の通行規制は【地図】の通り。高湯ゲートから不動沢橋までの8.0キロは対面通行できる。不動沢橋から浄土平までの6.8キロは浄土平方面への一方通行となる。浄土平から不動沢橋、高湯ゲート方面へは行けない。
 磐梯吾妻スカイラインの通行可能時間は午前7時から午後5時まで。夜間は通行不可。
 県は紅葉の見頃を迎える前の復旧を目指し21日、大雨で崩落した路肩の応急工事に着手した。暫定的に一方通行で再開通し、紅葉シーズンが終了した後の10月下旬に本格的な復旧工事に取り掛かる。
   ◇  ◇
 関東・東北豪雨により通行止めになっている主な路線(22日正午現在)は下記の通り。磐梯吾妻スカイラインを含め、4路線となっている。


【県内の主な道路の通行止め】(22日正午現在)
◆県道
 磐梯吾妻スカイライン 高湯ゲート―浄土平
  (25日午前10時に解除予定)
 石沢荻田線 二本松市戸沢―太田
  (10月下旬に解除予定)
 浪江国見線 伊達市霊山町大石
  (9月末に解除予定)
 栗山舘岩線 南会津町県境―田代山登山口
  (9月末に解除予定)


■県は21日、関東・東北豪雨で路肩が崩落し、通行止めとなっている福島市の磐梯吾妻スカイラインの浄土平レストハウスと高湯ゲート間(14.8キロ)の応急復旧工事に着手した。今月中に工事を完了し、高湯側からの片側一方通行とした上でいったん通行止めを解除する。

 レストハウス側からは通過できない。紅葉シーズンに向けた暫定的な対応で、紅葉シーズンが終わる10月下旬ごろから本復旧工事に入り、再び通行を規制する。

 21日は重機を使って大型土のうを積み、地盤を補強する工事が行われた。
 土湯ゲートから浄土平レストハウス間(13.9キロ)については既に通行止めが解除され、通行できる。

 

★磐梯吾妻スカイラインについて

福島の高湯温泉と土湯峠を結ぶ全長29km、平均標高1350mの道中。紅色や黄金色に紅葉が楽しめる。荒涼とした岩肌が心に迫る一切経山や濃い緑の樹林に囲まれた噴火口跡の桶沼、寂しげな雰囲気漂う浄土平の緑の湿原等、迫力ある景色も広がっている。レストハウス、天文台、ビジターセンター等がある。
艶やかな紅葉と荒々しい景観に感動。

磐梯吾妻道路(ばんだいあづまどうろ、通称 : 磐梯吾妻スカイライン)は、かつて福島県福島市にあった有料道路。
福島県道路公社が管理する一般有料道路だったが、2013年に無料開放され、福島県道70号福島吾妻裏磐梯線の一部となっている。無料開放後も磐梯吾妻スカイラインの名称は通称として使われている。

概要
福島県福島市の高湯温泉から浄土平を経て土湯峠に至る。全長 28.7km。
東北地方の山岳観光有料道路の草分けとして1959年(昭和34年)11月に開通。磐梯朝日国立公園の一部であり、吾妻連峰の東側山腹に沿って走る本格的な山岳観光道路で、日本の道100選にも選ばれている。有料道路時代の普通車の通行料金は1,570円だった。

11月中旬から翌年4月上旬までは冬期通行止が行われる。
料金徴収期間の満了に伴い、2013年(平成25年)7月25日から恒久的に無料開放された。

歴史
1959年(昭和34年)11月6日 : 開通(事業主体と管理は、旧・日本道路公団 (JH))
1972年(昭和47年)1月1日 : 管理 業務を、旧・日本道路公団 (JH) から福島県道路公社へ移管。
2011年(平成23年)7月16日 : 福島県内の他の2有料道路と共に、年度限定で無料開放を実施。
2012年(平成24年) : 無料開放継続。
2013年(平成25年)7月26日 : 恒久的に無料開放。
有料道路時代の通行料金[編集]
普通車 : 1,570円
大型車 (I) : 2,410円
大型車 (II) : 5,570円
軽自動車等 : 1,150円
軽車両等 : 150円

道路施設
不動沢橋
地理


磐梯吾妻スカイライン中間にあたる吾妻小富士の西麓には、浄土平とよばれる火山性ガスが噴出する草木の生えない荒涼とした火山荒原が広がる。
この浄土平には、浄土平パーキングエリアが設けられており、東側の吾妻小富士や西側の一切経山のハイキング・登山観光拠点の休憩施設として利用される。 浄土平から北は、天狗の庭とよばれる秋の紅葉の名所のほか、不動沢橋が架かるつばくろ谷、蔵王を望む白樺の峰がある。


いっぽう南の土湯峠からは、国見台から湖見峠(うみみとうげ)にかけてブナの樹海の中を急なへアピンカーブが続く道路が走り、安達太良山、磐梯山や裏磐梯の湖を望める。その途中の天風境(てんぷうきょう)の駐車場が見晴らしの良い展望台となっている。特に眺望のよい八つのの景勝スポットは、作家の井上靖が命名した「吾妻八景」として知られる。