みちのくより愛をこめて 0007

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日本三大巨桜の1つ三春滝桜が 9日青空の下見頃を迎える 2016年4月4日に開花宣言

 日本三大桜の一つで、樹齢千年を超すとされる福島県三春町の「三春滝桜」が9日、見頃を迎えた。

 


【HD】 三春の滝桜 2015/4/13

三春滝桜 2016年4月4日 滝桜は本日午後、開花が宣言され、9日青空の下、春風に吹かれ、滝のように揺れるしだれ桜に大勢の人が見入った。樹齢1000年を超すとされる三春滝桜は、高さ約13・5メートル、根回り約11・3メートルの大樹。

国の天然記念物にも指定されている。観桜料金は300円で、午後6時から9時の間は、ライトアップされた夜桜も堪能できる。

 町によると、東日本大震災前は年間31万人以上の見物客が訪れたという。震災直後に半減したものの、徐々に回復傾向にあり、町の担当者は「今年は震災前の水準を目指したい」と期待を寄せる。
 観桜料金は300円。午後6時から9時の間は、ライトアップされた夜桜も堪能できる。

 JR東日本は6日、磐越東線郡山-三春間の臨時列車「三春滝桜号」を9、10の両日に追加運行すると発表した。1日7往復する。日本三大桜の一つで国の天然記念物に指定されている福島県三春町の「三春滝桜」が4日に開花したため、当初計画の16、17両日に加えて運行することにした。

三春滝桜

三春滝桜(みはるたきざくら)は、福島県田村郡三春町大字滝字桜久保(地図)に所在する、樹齢推定1000年超のベニシダレザクラ(紅枝垂桜)の巨木。国の天然記念物。三春の滝桜、また単に滝桜とも呼ばれる。

概要

日本五大桜または三大巨桜の1つとして知られる。2012年現在、推定樹齢1000年超、樹高12m、根回り11m、幹周り9.5m、枝張り東西22m・南北18m。

三春町の滝地区に所在すること、毎年4月中・下旬に四方に広げた枝から薄紅の花が流れ落ちる滝のように咲き匂うことから、この名がある。

天保の頃、加茂季鷹の詠歌「陸奥にみちたるのみか四方八方にひびきわたれる滝桜花」によってその名を知られ、三春藩主の御用木として保護された。

1922年(大正11年)10月12日、2本の桜と共に国の天然記念物に指定された。1990年(平成2年)には「新日本名木100選」の名木ベスト10に選ばれている。また「日本さくら名所100選」には滝桜を含む約2000本の「三春町のシダレザクラ」が選ばれている。

2005年(平成17年)1月、大雪で枝が十数本折れる被害に見舞われた。

2008年(平成20年)から2009年(平成21年)にかけて、本桜を含む14種の花の種を国際宇宙ステーションの日本実験棟「きぼう」に8カ月半滞在させた後に地球へ戻し、無重力状態が発育に与える影響などを調べるという実験が行なわれた。

2011年(平成23年)の東日本大震災では、折れた小枝がいくらかあったものの滝桜に大きな損傷はなかったが、観光客への十分な対応が困難であったため、前年度に始めた一人当たり300円の観桜料の徴収を一時停止し、夜間のライトアップ、シャトルバスの運行などの中止も余儀なくされた。

また、福島第一原発事故の影響で花見客が半減し、観覧料収入が大幅に減少したとして、三春町が東京電力に対し、逸失利益など約3,272万円の損害賠償を求め、福島地裁に訴訟を起こしている

●交通アクセス

所在地
福島県田村郡三春町大字滝字桜久保296番地

交通機関
鉄道 - JR磐越東線・三春駅から約8km。花の盛りには三春駅発の有料シャトルバスが運行される。
車 - 磐越自動車道・船引三春ICから約3km。花の盛りには付近に有料駐車場ができる。