みちのくより愛をこめて 0007

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6/22日は夏至 でもね♪~ 東北地方の梅雨入りは平年より1週間以上遅れ 農作物や水道水は大丈夫?

東北地方の梅雨入りは、平年(南部12日、北部14日)に比べて既に1週間以上遅れている。

■<夏至>入梅前、真夏の太陽高く 各地で陽気
 

夏至を迎えた仙台の最高気温は26.0度。頭上から強い日差しが降り注いだ。


 22日は昼の長さが一年で最も長くなる二十四節気の「夏至」。梅雨入りが大幅に遅れている東北地方には日中、青空が広がった。


 仙台の日の出は午前4時13分、日の入りは午後7時3分だった。午前11時38分には南中高度(太陽が真南を通るときの高さ)が一年で最も高い75度となった。


 仙台管区気象台によると、最高気温は二戸で29.7度、花巻で29.0度、青森県三戸で28.9度など。各地で真夏を思わせる陽気となった。


 東北地方の梅雨入りは、平年(南部12日、北部14日)に比べて既に1週間以上遅れている。向こう1週間も管区気象台は「一過性の天気の崩れはあっても梅雨前線の影響とまでは言い難い状況」と分析している。

 

■梅雨入りは誰がいつ宣言するの?

雨もしくはどんよりとした曇りの日が3日ほど続くならそのあとの何日かも同じような天気であることが予想されます。

 

こうした場合、他の様々な要素を総合的に判断し梅雨入りの宣言がなされるのです。

 


具体的にどうなったら「梅雨」と判断しているのでしょう。

気象庁や各気象台が前日や当日が「曇りや雨」の天気となり、翌日以降も、週間予報などで「曇りや雨」のぐずついた天気が続くと予想される場合に「梅雨入り」と気象情報で発表しています。

――なるほど。例えば6月10日に「今日が梅雨入りの日」と発表するためには?

 理想的には、

 (1)当日(6/10)が「曇りや雨の天気」だった

 (2)前日(6/9)と前々日(6/8)も「曇りや雨の天気」だった

 (3)翌日(6/11)以降も「曇りや雨が続く天気」と予想されている

という三つの条件がそろって、初めて「発表」が行われます。

 「梅雨明け」の日についても、「曇りや雨が続かず、晴れの日が出てくる天気」を目安に発表しています。

 

  平成27年の梅雨入り                                  更新日:平成27年6月19日
地方平成27年平年差昨年差平年昨年
沖縄 5月20日ごろ 11日遅い 15日遅い 5月 9日ごろ 5月 5日ごろ
奄美 5月19日ごろ 8日遅い 14日遅い 5月11日ごろ 5月 5日ごろ
九州南部 6月2日ごろ 2日遅い 同じ 5月31日ごろ 6月 2日ごろ
九州北部 6月2日ごろ 3日早い 同じ 6月 5日ごろ 6月 2日ごろ
四国 6月3日ごろ 2日早い 1日遅い 6月 5日ごろ 6月 2日ごろ
中国 6月3日ごろ 4日早い 1日遅い 6月 7日ごろ 6月 2日ごろ
近畿 6月3日ごろ 4日早い 同じ 6月 7日ごろ 6月 3日ごろ
東海 6月8日ごろ 同じ 4日遅い 6月 8日ごろ 6月 4日ごろ
関東甲信 6月8日ごろ 同じ 3日遅い 6月 8日ごろ 6月 5日ごろ
北陸 6月19日ごろ 7日遅い 14日遅い 6月12日ごろ 6月 5日ごろ
東北南部       6月12日ごろ 6月 5日ごろ
東北北部       6月14日ごろ 6月 6日ごろ

 

  平成27年の梅雨明け
地方平成27年平年差昨年差平年昨年
沖縄 6月11日ごろ 12日早い 15日早い 6月23日ごろ 6月26日ごろ
奄美       6月29日ごろ 7月 4日ごろ
九州南部       7月14日ごろ 7月16日ごろ
九州北部       7月19日ごろ 7月20日ごろ
四国       7月18日ごろ 7月20日ごろ
中国       7月21日ごろ 7月20日ごろ
近畿       7月21日ごろ 7月20日ごろ
東海       7月21日ごろ 7月21日ごろ
関東甲信       7月21日ごろ 7月21日ごろ
北陸       7月24日ごろ 7月21日ごろ
東北南部       7月25日ごろ 7月25日ごろ
東北北部       7月28日ごろ 7月25日ごろ

 

・梅雨は季節現象であり、その入り明けは、平均的に5日間程度の「移り変わり」の期間があります。ここに掲載した期日は移り変わりの期間の概ね中日を示しています。
・「平年」は、平成22年(2010年)までの過去30年の平均(入り・明けを特定しなかった年は除外)の日付です。

■梅雨入りのない年

年によっては梅雨入りの発表がされないこともあり、最も東・西日本(特に四国地方・近畿地方・北陸地方)ではこのパターンが数年に一回の割合で起こる。これは、太平洋高気圧の勢力が強いために梅雨前線が北陸地方から北上して進みそのまま夏空に突入し、南の高気圧となって次第に南下していくパターンである(小暑を境にして、小暑以降はそのまま梅雨明けになります)。この場合でも、四国地方、近畿地方、北陸地方では高温や晴天がやや多くなるものの、概ね晴天が続く「夏」が訪れている。このことから、年によっては、近畿地方における(本当の)夏は北陸地方よりも長いとされている。

梅雨明けのない年

年によっては梅雨明けの発表がされないこともあり、最も東北地方(特に青森県・秋田県・岩手県の北東北)ではこのパターンが数年に一度の割合で起こる。これは、オホーツク高気圧の勢力が強いために梅雨前線が東北地方から北上できずにそのまま秋に突入し、秋雨前線となって次第に南下していくパターンである(立秋を境にして、立秋以降の長雨を秋雨とする)。この場合でも、北の北海道では低温や曇天がやや多くなるものの、概ね晴天が続く「夏」が訪れている。このことから、年によっては、東北地方における(本当の)夏は北海道よりも短いとされている。