みちのくより愛をこめて 0007

東日本大震災の復興・再生を祈願して東北のニュースや浮世の話題等をお届けしています。

仙山線、クマと衝突し遅れ、乗客113人にけがはなし

仙山線、クマと衝突し遅れ

2016年11月12日午後6時25分ごろ、仙台市青葉区のJR仙山線熊ケ根-作並間を走行中の仙台発山形行き下り普通列車(4両編成)が走行中、クマと衝突した。

乗客113人にけがはなかった。JR東日本仙台支社によると、現場近くでクマが死んでいるのが見つかった。上下4本に最大約40分の遅れが発生し、約350人に影響が出た。


 ■2016年11月6日午後7時20分ごろ、仙台市青葉区のJR仙山線陸前白沢-熊ケ根間を走行中の仙台発山形行き下り普通列車(4両編成)がクマと衝突した。乗客約160人にけがはなかった。JR東日本仙台支社によると、現場周辺でクマは見つからなかった。この影響で上下2本が運休し、最大で約30分遅れ、約340人に影響が出た。

 

 ■2016年9月16日午後8時25分ごろ、JR仙山線奥新川(仙台市)―面白山高原間で、下り普通列車がクマと衝突し、一時運転を見合わせた。乗客約140人にけがはなかった。

 JR東日本山形支店によると、運転士が線路上のクマに気付き、急ブレーキを掛けたが間に合わなかった。停車後に付近を確認したが、クマの姿はなかった。車両にも異常はなく、同9時13分に運転を再開。この列車1本に51分の遅れが生じた。

 

■山形でカモシカ、宮城でクマと衝突 JR仙山線普通列車
 2012年6月10日午後7時45分ごろ、仙台市青葉区を走行中のJR仙山線の上り普通列車とクマが衝突した。警察やJRの職員が列車の下敷きになったクマを撤去するため、乗客約60人が3時間以上車内に閉じこめられたが、午後11時8分に運転を再開した。

 JR東日本仙台支社によると、現場はJR作並駅から熊ケ根駅方面に3キロ進んだ地点で、周囲は山林地帯だという。この列車は同日午後7時ごろにも、山形県内のJR高瀬駅と山寺駅の間でカモシカと衝突し、安全確認のため、約10分ほど停車していた。
 同支社によると、列車は午後6時45分に山形駅を出発し、午後8時5分に仙台駅着の予定だったという。

 

★仙山線(せんざんせん)は、宮城県仙台市青葉区の仙台駅から山形県山形市の羽前千歳駅を結ぶ東日本旅客鉄道(JR東日本)の鉄道路線(幹線)である。

2011年(平成23年)
3月11日 - 東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)発生により全線にわたり不通。
4月1日 - 山寺 - 山形間で運転再開。
4月4日 - 仙台 - 愛子間で運転再開。
4月7日 - 東北地方太平洋沖地震の余震発生により全線にわたり再び不通。
4月13日 - 山寺 - 山形間で運転再開。
4月14日 - 仙台 - 愛子間で運転再開。
4月23日 - 愛子 - 山寺間で運転再開し、全線復旧。


所在地
宮城県仙台市青葉区、山形県山形市
起点仙台駅
終点羽前千歳駅
駅数18駅
開業1929年9月29日(1937年11月10日全通)

路線距離58.0 km
軌間1,067 mm
線路数単線
電化方式交流20,000V・50Hz
架空電車線方式
最大勾配
33.0 ‰

最高速度:95km/h

 

全線が仙台市内と山形市内にあり、東北本線との分岐部分で僅かに仙台市宮城野区、奥新川駅 - 仙山トンネルの間は一部太白区を通るものの駅や信号場などの施設はなく、駅はすべて仙台市青葉区内と山形市内にある。途中で他の市町村を通ることなく県庁所在地同士を直接結び、かつその両都市のみで完結するJRの路線は仙山線のみである。

県境付近は勾配の厳しい山岳区間で、運行車両にもそれに対応する性能が求められるほか、秋季には車窓から紅葉を見ることができる反面、落葉によって車輪の空転が引き起こされ、ダイヤが乱れやすい。

 

車輪が空転する状況が予想される場合は機関車が「落ち葉掃き列車」として走行することがある。この「落ち葉掃き列車」には、当初仙台車両センター所属のED78形電気機関車が使用されていたが、同型式の全廃後はED75形電気機関車に変更され、近年は郡山総合車両センター所属のDE10形ディーゼル機関車や、落ち葉掃き用の装置を仮設したE721系電車が使用されている。

 

1972年(昭和47年)から仙台市内区間は特定都区市内の対象路線となった。当初仙山線で対象となるのは北仙台駅のみであったが、後の新駅開業及び旧宮城町の仙台市への吸収合併に伴い宮城・山形県境の奥新川駅まで拡大している。

 

2003年(平成15年)からは仙台市都心部と愛子副都心とを結ぶ仙台駅 - 愛子駅間がICカード乗車券「Suica」の仙台エリアに含まれ、2004年(平成16年)からは仙台駅 - 山寺駅間が「仙台まるごとパス」適用区間となった。仙山線の各種案内サインなどに用いられるラインカラーは、黄緑色に設定されている。2014年(平成26年)4月1日からは全線が大都市近郊区間として新設された「仙台近郊区間」となり、作並駅・山寺駅でもICカード乗車券「Suica」が利用可能となった。