みちのくより愛をこめて 0007

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2014年の東北の大型小売店販売額は、全店ベースで前年比1.6%増の1兆2729億円

大型小売店販売1.6%増 東北・14年
  
 東北経済産業局がまとめた2014年の東北の大型小売店販売額は、全店ベースで前年比1.6%増の1兆2729億円だった。前年を上回るのは3年連続。消費税増税後の4月以降は衣料品や高額商品が低迷したが、3月までの駆け込み需要の増加分と新規出店スーパー14店の健闘がプラス要因となった。既存店ベースは0.3%減で2年連続の前年割れ。
 百貨店(22店)は0.6%減の2190億円で、2年連続で前年を下回った。3月までは海外ブランド品や高級腕時計などが売れたが、増税後は婦人・子ども服、バッグ、アクセサリー、家具などが低迷した。飲食料品は駆け込みの反動が少なかった。
 スーパー(485店)は全店が2.1%増の1兆538億円で4年連続プラス。既存店は0.2%減で2年連続のマイナスとなった。飲食料品は精肉や総菜、などが年間を通して堅調だった。衣料品は肌着などに駆け込み需要があったが、消費税増税後は低水準で推移。家庭用品も苦戦した。
 14年の東北のコンビニエンスストア(3786店)は、全店が4.6%増の7421億円。店舗が163店増え、16年連続の前年超え。既存店は0.1%減と2年連続で減少した。

◎1月は0.5%増/既存店 前年割れ

 東北経済産業局がまとめた1月の東北の大型小売店販売額(速報)は、全店ベース(百貨店22店、スーパー485店)で前年同期比0.5%増の1063億9500万円だった。スーパーは新規出店の効果などで2カ月ぶりに前年を超えた。既存店ベースは1.4%減で5カ月連続の前年割れ。
 百貨店は4.9%減の189億2400万円。駆け込み需要が本格化した時期との比較となり、冬物衣料や海外ブランド品、野菜などが低迷。家具、家電も振るわなかった。
 スーパーは全店で1.8%増の874億7100万円、既存店は0.6%減。飲食料品は精肉や総菜、酒類が好調で前年超え。冬物衣料や家庭用品は苦戦した。
 県別では、福島と秋田が全店、既存店ベースとも前年を超え、岩手と山形が全店ベースで前年を上回った。宮城と青森は全店、既存店ともマイナスだった。
 1月の東北のコンビニエンスストア販売額は、全店(3789店)で5.4%増の596億2100万円。店舗が163店増え、45カ月連続の前年超え。既存店も1.1%増と5カ月連続のプラスだった。
 東北経産局は新たに専門量販店の販売額動向の発表を始めた。1月分(速報)は次の通り(かっこ内は前年同期比)。
 家電大型専門店=179店 224億1500万円(0.6%減)▽ドラッグストア=859店 255億7800万円(0.7%減)▽ホームセンター=557店 215億5100万円(7.0%減)