みちのくより愛をこめて 0007

東日本大震災の復興・再生を祈願して東北のニュースや浮世の話題等をお届けしています。

仙台市泉区の会社役員武藤宏明さんファミリーが「第30回全国童謡歌唱コンクールグランプリ大会」で銀賞に輝く「幼いころに見た空の下に帰りたい」。

 東京電力福島第1原発事故で福島市から北海道に3年間母子避難し、現在は仙台市で暮らす一家が、童謡コンクールの全国大会で銀賞に輝いた。「お世話になった人たちに感謝の気持ちを届けたい」と臨んだ大会。念願の舞台に立ち、家族で声を合わせる喜びをかみしめた。


 仙台市泉区の会社役員武藤宏明さんファミリーは3日、東京であった「第30回全国童謡歌唱コンクールグランプリ大会」に出場。父と子でほほ笑ましい歌声を響かせ、ファミリー部門の7組中、2位の銀賞に選ばれた。


 妻さん(36)は三女ちゃん(1)と客席から応援した。元気いっぱい歌う3人の姿に目を細めた。


 2011年3月、原発事故を受けて祥子さんと子ども2人は宏明さんの実家のある函館市に避難した。仕事の都合で福島市の自宅に残った宏明さんと会えるのは年に数回だけ。
 祥子さんは「現実から逃げるように何にでもチャレンジしていた」と当時を振り返る。


 昨年、仙台市に新居を構え、1人増えた家族みんなでの生活を取り戻した。「支えてくれた人たちに元気でいることを伝えたい」と、3度目の挑戦を決めた。


 曲は「あおいそらにえをかこう」。姉妹で振り付けを考え、足踏みをしたり、手を掲げたり。祥子さんのピアノ伴奏で練習を重ね、東北大会を1位で勝ち抜き全国大会出場を果たした。


 <青い空に絵をかこう 大きな大きな船 あの船にのって出発だ ボクらのしまへ>
 新たな道を進み始めた家族を象徴するような歌詞。祥子さんには古里福島市の風景も重なる。


 「幼いころに見た空の下に帰りたい。一日も早く元の福島に戻ってほしい」

 


■ 2015年11月3日(火・祝)にEXシアター六本木において、全国7ブロックで最優秀賞に輝いた3部門7組、総勢21組が各部門のグランプリ(金賞)・寬仁親王牌をかけて、素晴らしい歌声を披露いただきました。
総合司会にはいだしょうこさんをお迎えして、テレビ朝日アナウンサーの大熊英司さんとの掛け合いがとても暖かく、会場が盛り上がりました。

BS朝日にて放送  11月28日(土)午後2時00分~午後3時54分  12月26日(土)午後2時00分~午後3時54分(再放送)  ※都合により、放送日程は変更される場合があります。

★福島第一原子力発電所事故

福島第一原子力発電所事故(ふくしまだいいちげんしりょくはつでんしょじこ)は、2011年3月11日の東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)による地震動と津波の影響により、東京電力の福島第一原子力発電所で発生した炉心溶融など一連の放射性物質の放出をともなった原子力事故。国際原子力事象評価尺度 (INES) において最悪のレベル7(深刻な事故)に分類される事故である。2015年4月現在、炉内燃料のほぼ全量が溶解している。


日付
2011年3月11日

時間
14時46分 (JST)

場所
福島県双葉郡大熊町大字夫沢字北原22番地

座標
北緯37度25分17秒 東経141度1分57秒

結果
国際原子力事象評価尺度 (INES) レベル7(4月12日時点の原子力安全・保安院による暫定評価)

死者
地震・津波による死者 2人(4号機タービン建屋内)
その他の死者 2人
(原子力安全・保安院 地震被害情報(第169報)、pp.50-55、2011年6月14日15時30分現在)
原発による関連死を含めた死者 789人

負傷者
地震による負傷者 6人
1号機・3号機の爆発による負傷者 15人
被曝の可能性

従業員 30人(100 mSvを超過した人数)
住民 88人(除染を実施した人数)
その他の負傷者 19人[2

 

☆雑感・一言

サウンドオブミュージックを思わせる快挙です。